ある日



いつものように地下鉄に乗って街中へ向かう。

私の横には、息子と姪っ子。

二人は一緒に、ノート? ぬりえ帳 ? を開いて何やらおしゃべりしている。

私といえば、頭の中に次々に浮かんでは消える意識を、そのままの流れに任せて、きっと

具体的には何も考えていなかったろう。

よくある一日。

ドラマティックな出来事など少しも起きなかったし、特別なこともなかったし。

いつも繰り返しの一週間の、曜日ごとの起伏の範囲内の、一日。

今日一日、滞りなく可もなく不可もなくやり終えた。

ふぅ、無事終わったなあ、くたびれたなあ、というような。

こんな日がほとんどで、あまり覚えていないことのほうが多いくらい。

なので、こうして写真に残ると、特別な記念日の写真よりも貴重な気がしてくる。













コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )