レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

痴人の愛、BLソムリエ

2021-02-10 10:17:17 | 
 「コミックナタリー」はブックマークしてある。次の月のコミックス新刊リストは別のサイトで点検するが、こうして見直してあとから気がつくこともある。『傾国の仕立て屋ローズ・ベルタン』の4巻もそうして知った、明日出た時に買おう。山下さんのHQも。 今日の新刊を見たら、『痴人の愛』というタイトルが目についた、「谷崎潤一郎」の名前も。クリックしてみたら、現代BLへのアレンジである。いや、買わないけどさ。男どうしでも充分に成り立つ話だとは思う。 NHK第2ラジオの「朗読」でいま『痴人の愛』をやっている。ナオミにふりまわされる譲治が、学生時代に授業で読んだアントニーとクレオパトラを思い出して、当時はアントニーが愚かに思えたけどいまはわかるって話で、・・・いやいやそれではあまりにもクレオパトラに失礼だろうよ!と、前にも書いたような気がするけどブログ内検索では出てこない。 『三四郎』でも思ったけど、一人何役もする朗読、うまいなぁ!

 ネットで知った『おしえて!BLソムリエお兄さん』というコミックスを買った。名作文学を話題にしている。『こころ』『駈け込み訴え』はもう定番中の定番!! 日本限定でないならば、ヘッセ、トーマス・マン、ケストナーも出てくることだろう、今後も注目。三浦しをんさんは、『魔の山』を読もうとすると眠くなると書いていたが、読んだらきっとBLつっこみで楽しめるに違いない。ハンス・カストルプもてもて。
 『緋色い剣』のロキ 
 『駈け込み訴え』のユダ
  遠藤周作『反逆』の光秀
を私は「ダブルクロス・トリプル」と呼んでいる。(順番は逆のほうが妥当か?)
 
 こういう、カテゴリーがいくつもまたがっている話題は分類に悩む。

 『駈け込み訴え』は、私は、弟が買った朗読のカセットブックで知った。A面は『走れメロス』で、B面にはいっていた。
 かの往年のヒット作『炎の蜃気楼』の中でヨイショされていた。
 『聖おにいさん』のガイドブック(?)で紹介されていた。
 けっこう有名だと思う。『緋色い剣』も知らしめたい!!!
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