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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

テキサス州オースチン火球のその後…

2009年02月20日 | 隕石・小惑星
2月15日の11時頃、テキサス州オースチンで見られた火球…

動画はこちらfireball

当初はシベリア上空で衝突したイリジウム33とコスモス2251の
スペースデブリが落下してきたのではないか…、と思われていたが


どーも、そうではないようである。

以下gazette.comの記事(2/16)
「北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のスポークスマンは2月15日の
日曜日にテキサス上空で見られた火球は流星雨であったと発表した。

我々は軌道上を回る数千の衛星をトラッキングしているが
突発的に起こる流星雨を追うことは出来ません。
ピーターソン空軍基地で行っている宇宙及びミサイル領域の
監視から火球はトラッキングしている衛星に由来するものではなく
流星雨によるものだと考えられます。」

ふむふむ、ということは…
流れ星が青空の中で見えた非常に珍しい現象ということになりますね。

このとても希な現象が…、実はつい最近日本でも起きていたのです。

以下天文ガイド3月号の記事…
「2008年12月のおもな火球
№19 出現時刻12月19日12時10分 明るさ-12等 
場所 茨城、埼玉、群馬
白昼に出現したもので、消滅時に複数個に分裂した様子が目撃されて
いる。空の明るい状態で明瞭な様子がとらえられていることから
1996年1月のつくば隕石火球に匹敵する-15等ほどの明るさがあったものと
思わる。情報を総合すると茨城県北部から福島県南部上空に出現した
ものと推定され、隕石の落下の可能性もある。」

そのときの目撃情報が日本流星研究会の掲示板に寄せられています。
掲示板へのリンクJN掲示板

この記事を読んで(昼間の流星はどんなふうに見えるのだろう?)と
妄想すること数週間…、まあ一生見ることはないなあ~
などと思っていた矢先に、今回のデブリ落下騒動です。

ふひゃ~、昼間の流れ星だ~、感動した~!、待てば海路の日和ありだ~!!
長生きするものですね。いや~、いいものを見せてもらった!

その後の情報では、テキサス州では隕石ハンターが集結しているようです。
日本だったら絶対見つからない隕石ですが、アメリカでは見つかるんですね~。

隕石を発見したのは、北部テキサス大学の天文学研究所のプラネタリウムディレクター、ロン・ディウーイオと同大学の天体観測所のマネージャー、プレストン・スター。

彼らがもっているクルミサイズの隕石はダラスの南70マイルの所にある町の西部で発見したそうです。ソニックブームやがらがらという音を聞いたというパン屋の店主やガソリンスタンドのオーナーの話をもとにたどり着いた砂利道で、このチャコールブラックの小石を見つけたそうです。

すでに、そのときにはロシアから来た科学者やツーソンから来た隕石ハンターも
うろついていたので、自分たちはとてもラッキーだったと語っています。

他にも見つけた人がいるようです。

いかにも、テキサスのお方という感じの若者たちです。

典型的なコンドライト隕石のようですね。

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