ロシア・ミッション・マネージャーはNASAが提案した、ソユーズを
アンドックさせてISSの写真を撮る提案を未承認と決定しました。

この提案が承認されなかった大きな理由は、やはり「リスクが
大きすぎる」のひと言に尽きるようです。
このオプションを実施するには、ソユーズTMA-01Mをアンドックさせ、
さらに、ISSの向きを微調整する必要があるそうです。

ミッション完了までの時間は約1時間で済むそうなので、簡単では
ありませんが、出来ないことはなさそうに思えます。
では、なぜ承認されなかったのか?
ロシア側がGOサインを出さなかった理由はアンドックするソユーズが
新型機TMA-01Mだったからだそうです。
新型機のTMA-Mは基本的にはTMAと同じですが、36個の古い電子デバイスを
19個の新型デバイスに交換し、ソユーズの船内コンピュータとISSのロシアモジュール
間のデータ通信をデジタル多重通信に変更してあります。
その1号機であるため、最大の任務はこのシステムのチェックと地球への帰還を
予定通り行うことです。よって今回の提案は想定外のマニューバであるため
起こりうる不具合の予測ができず、危険すぎるという判断のようです。
あれ?ISSにはもう1機ソユーズがドッキングしているはず…、しかも、旧型ソユーズ
だからそれを使えばいいんじゃないの?、と誰しも思うところだが、それは始めから
想定していないそうです。
理由はドッキング位置です。TMA-20はPMMのすぐとなりにあります。

ここからアンドックすれば、まちがいなくTMA-20のスラスター噴射がSTSを直撃します。
ですから、この選択肢は最初からありません。TMA-20がTMA-01Mの位置にあれば
可能性はあったと思われます。HTV2がシールドとなるのでTMA-01Mの噴射は
STSにまったく影響を与えないとはっきり述べています。(あれ~? たしかに
HTVは燃やされる運命にありますが、まだミッションの途中ですよ…)

今回の提案はそもそも、NASAの中でも、リスクを冒してまで行う価値があるのか?
と言う意見が多数だされていたそうです。
さらに、ISSのコマンダー、スコット・ケリー船長が難色を示していたようです。
延長された1日は荷物の搬出とクルーの休息に使いたいと述べていたようです。
さすが、コマンダーですね。冷静で適切な判断です。
残念ながら、コンプリートなISSの撮影をコンプリートすることはできないようです。
できることなら、6月のラストフライトまでにカメラ内蔵の小型衛星を開発して、
STSがドッキングしているISSの写真を撮影してほしいものですね。
アンドックさせてISSの写真を撮る提案を未承認と決定しました。

この提案が承認されなかった大きな理由は、やはり「リスクが
大きすぎる」のひと言に尽きるようです。
このオプションを実施するには、ソユーズTMA-01Mをアンドックさせ、
さらに、ISSの向きを微調整する必要があるそうです。

ミッション完了までの時間は約1時間で済むそうなので、簡単では
ありませんが、出来ないことはなさそうに思えます。
では、なぜ承認されなかったのか?
ロシア側がGOサインを出さなかった理由はアンドックするソユーズが
新型機TMA-01Mだったからだそうです。
新型機のTMA-Mは基本的にはTMAと同じですが、36個の古い電子デバイスを
19個の新型デバイスに交換し、ソユーズの船内コンピュータとISSのロシアモジュール
間のデータ通信をデジタル多重通信に変更してあります。
その1号機であるため、最大の任務はこのシステムのチェックと地球への帰還を
予定通り行うことです。よって今回の提案は想定外のマニューバであるため
起こりうる不具合の予測ができず、危険すぎるという判断のようです。
あれ?ISSにはもう1機ソユーズがドッキングしているはず…、しかも、旧型ソユーズ
だからそれを使えばいいんじゃないの?、と誰しも思うところだが、それは始めから
想定していないそうです。
理由はドッキング位置です。TMA-20はPMMのすぐとなりにあります。

ここからアンドックすれば、まちがいなくTMA-20のスラスター噴射がSTSを直撃します。
ですから、この選択肢は最初からありません。TMA-20がTMA-01Mの位置にあれば
可能性はあったと思われます。HTV2がシールドとなるのでTMA-01Mの噴射は
STSにまったく影響を与えないとはっきり述べています。(あれ~? たしかに
HTVは燃やされる運命にありますが、まだミッションの途中ですよ…)

今回の提案はそもそも、NASAの中でも、リスクを冒してまで行う価値があるのか?
と言う意見が多数だされていたそうです。
さらに、ISSのコマンダー、スコット・ケリー船長が難色を示していたようです。
延長された1日は荷物の搬出とクルーの休息に使いたいと述べていたようです。
さすが、コマンダーですね。冷静で適切な判断です。
残念ながら、コンプリートなISSの撮影をコンプリートすることはできないようです。
できることなら、6月のラストフライトまでにカメラ内蔵の小型衛星を開発して、
STSがドッキングしているISSの写真を撮影してほしいものですね。