NASAはSTS-133がドッキングした状態のISSを撮影する計画が
あることを明らかにしました。

現在ISSにはソユーズ宇宙船が2機(TMA-20、TMA-01M)
プログレス補給船が2機(39P、40P)そしてHTV2がドック中です。

今後のミッション計画
2月18日、HTV2をハーモニーの上部ポートに移動
2月20日、プログレス39P切り離し
2月23日、ATV-2ドッキング
2月27日、STS-133ドッキング
3月 2日、恒久型多目的モジュールPMMをユニティ下部ポートに設置

3月 6日、STS-133分離
つまりSTS-133ドック時にはソユーズ2機、プログレス1機、
HTV2とATV2、さらに恒久モジュールPMMも設置され、
まさにISSの完成形となります。
これはISSにとってまちがいなくメモリアルな日となるはずです。
STSの打ち上げは残すところ3回ですが、
・STS-133ディスカバリー(2/24)
・STS-134エンデバー(4/19)
・STS-135アトランティス(6/28)
STSとHTVとATVが同時にドッキングしているのは今回だけです。
(HTV2は3月18日切り離し、ATV2は6月4日切り離し)
まさに千載一遇のチャンスということになります。
しか~し、写真を撮るといっても全体像を撮るには
当然ISSから離れたところで撮影しなければなりません。
では、どうするのか?
TMA-01Mを切り離して撮影するそうです。

この提案をロシア側が簡単に承諾するとは思えません。
なぜならSTSがドックしているときにソユーズをアンドックさせたことが無いからです。
いや、正確なことを言うと過去に一度だけありました。
第1回シャトル・ミールミッションの時です。(1995年7月4日)

この時、大変なトラブルが発生しました。
シャトルには帰還するために7人の宇宙飛行士が乗っています。
写真を撮影するため、ミールに残っている2人の宇宙飛行士、アナトリー・ソロビョフとニコライ・ブダリンがTM-21を操縦してミールを離れました。
つまりこの瞬間、ミールには誰も乗っていないのです。

Atlantis undocks after its first visit at Mir. Credit: Roscosmos/NASA
問題はSTS-71が分離した瞬間に起こりました。分離で発生したきしみを感知したミールのメイン・コンピュータがなんとシャット・ダウンしてしまったのです。ソユーズはなんとかドッキングに成功して、再立ち上げで事なきを得たのですが非常に危険な状態でした。
今回ISSの撮影にOKが出るとしたら、シャトルを切り離さないという条件が出されるかもしれませんね。それ以前にリスクが多すぎるという理由でOKが出ない可能性があります。
1998年11月20日にザリャー打ち上げでスタートしたISS組立ミッションが2011年3月2日に一つの完成形に到達します。STSがドッキングしている完成形のISSを撮影するチャンスは今回だけですのでSTS-133が予定通り打ち上がったらぜひ撮影してほしいですね。
今の技術だったらカメラ内蔵の小型衛星を放出して撮影することは朝飯前だと思うのですが、今からでは間に合わないですかね~。
地上から拡大撮影するという手もありますが…、ちなみにこの時期、日本から条件よく見えることはありません。う~ん、残念!
あることを明らかにしました。

現在ISSにはソユーズ宇宙船が2機(TMA-20、TMA-01M)
プログレス補給船が2機(39P、40P)そしてHTV2がドック中です。

今後のミッション計画
2月18日、HTV2をハーモニーの上部ポートに移動
2月20日、プログレス39P切り離し
2月23日、ATV-2ドッキング
2月27日、STS-133ドッキング
3月 2日、恒久型多目的モジュールPMMをユニティ下部ポートに設置

3月 6日、STS-133分離
つまりSTS-133ドック時にはソユーズ2機、プログレス1機、
HTV2とATV2、さらに恒久モジュールPMMも設置され、
まさにISSの完成形となります。
これはISSにとってまちがいなくメモリアルな日となるはずです。
STSの打ち上げは残すところ3回ですが、
・STS-133ディスカバリー(2/24)
・STS-134エンデバー(4/19)
・STS-135アトランティス(6/28)
STSとHTVとATVが同時にドッキングしているのは今回だけです。
(HTV2は3月18日切り離し、ATV2は6月4日切り離し)
まさに千載一遇のチャンスということになります。
しか~し、写真を撮るといっても全体像を撮るには
当然ISSから離れたところで撮影しなければなりません。
では、どうするのか?
TMA-01Mを切り離して撮影するそうです。

この提案をロシア側が簡単に承諾するとは思えません。
なぜならSTSがドックしているときにソユーズをアンドックさせたことが無いからです。
いや、正確なことを言うと過去に一度だけありました。
第1回シャトル・ミールミッションの時です。(1995年7月4日)

この時、大変なトラブルが発生しました。
シャトルには帰還するために7人の宇宙飛行士が乗っています。
写真を撮影するため、ミールに残っている2人の宇宙飛行士、アナトリー・ソロビョフとニコライ・ブダリンがTM-21を操縦してミールを離れました。
つまりこの瞬間、ミールには誰も乗っていないのです。

Atlantis undocks after its first visit at Mir. Credit: Roscosmos/NASA
問題はSTS-71が分離した瞬間に起こりました。分離で発生したきしみを感知したミールのメイン・コンピュータがなんとシャット・ダウンしてしまったのです。ソユーズはなんとかドッキングに成功して、再立ち上げで事なきを得たのですが非常に危険な状態でした。
今回ISSの撮影にOKが出るとしたら、シャトルを切り離さないという条件が出されるかもしれませんね。それ以前にリスクが多すぎるという理由でOKが出ない可能性があります。
1998年11月20日にザリャー打ち上げでスタートしたISS組立ミッションが2011年3月2日に一つの完成形に到達します。STSがドッキングしている完成形のISSを撮影するチャンスは今回だけですのでSTS-133が予定通り打ち上がったらぜひ撮影してほしいですね。
今の技術だったらカメラ内蔵の小型衛星を放出して撮影することは朝飯前だと思うのですが、今からでは間に合わないですかね~。
地上から拡大撮影するという手もありますが…、ちなみにこの時期、日本から条件よく見えることはありません。う~ん、残念!