火星にダストストームが発生している。以下その観測記録である。
11月12日(1回目の観測) Diameter=17.95" Magnitude=-1.76
惑星撮影時にPCモニター上で異常に明るい部分を確認。アキダリアの海
の南側に広がるハート型の雲?と思ったのだが、雲にしては明るいため、
ネットで調べたところダストストームであることが分かった。

2020/11/12 10h46m(UT) CM=70.9°

µ210 Powermate5× Shutter=12.21ms Gain=347 (57%)
Duration=90s 25% of 7368 frames
11月16日(2回目の観測) Diameter=17.17" Magnitude=-1.62

µ210 Powermate2× Shutter=3.481ms Gain=313 (52%)
Duration=120s 25% of 22956 frames
気流が良くなかったため詳細は写っていないが、ダストストームが
南半球のエリトリア海まで広がっていることが分かる。
11月17日(3回目の観測) Diameter=17.01" Magnitude=-1.59

この日は気流が良かったため、アルベド地形の詳細が写った。ダストストームは
南半球に広がり、太陽湖の西側にあるダエダリア付近まで到達しているように見える。
ダストストームによるアルベド地形の変化

こちらはダストストーム発生日である11月12日と5日後の11月17日の比較である。
ほぼ同じ火星経度であるがアルベド地形がかなり変化していることが分かる。
11月23日現在、火星の視直径は16″を切り、急速に遠ざかっている。冬の気圧配置になり
気流も悪化しているが、機会をみて今後も観測を続けていく予定である。

惑星撮影時にPCモニター上で異常に明るい部分を確認。アキダリアの海
の南側に広がるハート型の雲?と思ったのだが、雲にしては明るいため、
ネットで調べたところダストストームであることが分かった。

2020/11/12 10h46m(UT) CM=70.9°

µ210 Powermate5× Shutter=12.21ms Gain=347 (57%)
Duration=90s 25% of 7368 frames


µ210 Powermate2× Shutter=3.481ms Gain=313 (52%)
Duration=120s 25% of 22956 frames
気流が良くなかったため詳細は写っていないが、ダストストームが
南半球のエリトリア海まで広がっていることが分かる。


この日は気流が良かったため、アルベド地形の詳細が写った。ダストストームは
南半球に広がり、太陽湖の西側にあるダエダリア付近まで到達しているように見える。


こちらはダストストーム発生日である11月12日と5日後の11月17日の比較である。
ほぼ同じ火星経度であるがアルベド地形がかなり変化していることが分かる。
11月23日現在、火星の視直径は16″を切り、急速に遠ざかっている。冬の気圧配置になり
気流も悪化しているが、機会をみて今後も観測を続けていく予定である。
ハート型のダストストームとは面白いですね。私も11/12に火星を撮っていたので見直してみたら,撮影時刻が遅かったようで自転して向こう側に行ってしまっていました。最近晴れて風が弱い夜が多かったので,何夜か楽しみました。18日の夜はしし座流星群を見に行って,0時前後の早いころに下から上に湧き上がるような明るい群流星が見られました。あれから19年,折り返しを過ぎてあと13年ほどですかね。
今年はのしし座群は不活発だったと聞いていますが、明るい流星を見られてラッキーでしたね。2001年のしし座流星雨のときは目の前で起きていることが信じられない気持ちで見ていましたがあれから19年ですか、次回2033年~2035年,2037年は増加してもZHRは数百レベルで2001年のような光景に巡り会える可能性は低いと言われてますが、未来のことは分かりませんからね。期待しましょう。