goo blog サービス終了のお知らせ 

晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

レナード彗星 観望記録(12/22)

2021年12月23日 | 彗星
 12月22日のレナード彗星観望記録です。

 本日の撮影地は宮城県北部の蕪栗沼ですが、遠征ではなく出先から帰る途中での撮影で~す。
今回のファーストショットは17時21分… 。実は17時10分に北極星が見えていることに気付いて極軸合わせを行っていたので発見は昨日よりもかなり遅くなってしまいました。

2021/12/22 17h21m18s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO3200 f5.6 1.6sec

 今日の日没は16時21分、市民薄明が16:21~16:49、航海薄明が16:49~17:22、天文薄明が17:22~17:55です。現在時刻は17時22分を過ぎたのですでに天文薄明が始まっている時間です。

 17時20分のレナード彗星の高度は8.0°、17時30分で6.8°、17時40分になると5.5°です。17時50分で4.2°、天文薄明が終わる17時55分では3.5°になります。撮影は多分この辺が限界だと思われます。

17時23分のレナード彗星(高度7.5°)

2021/12/22 17h23m20s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f240mm ISO3200 f5.6 1.6sec

 今回は昨日の教訓を生かしてコンポジット用の写真をたくさん撮ることを第一の目標としています。薄明中は背景が明るいため長時間露出ができないので短時間露出の画像をコンポジットして総露出時間を稼ぐしか方法はありません。

…で、こちらが8秒露出を5枚コンポジットした写真です。(総露出時間40秒)

2021/12/22 17h26m13s~27m11s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO3200 f6.3 8sec×5

 今日は強風が吹いていたので透明度は昨日よりいいようで、まっすぐ伸びた尾がきれいに写りました。写っている尾の長さは約0.5°(満月1個分)です。イオンテールはかなり長く伸びているはずですがさすがにそれは写っていませんね~。

17時32分撮影、15秒を4枚コンポジット(総露出時間60秒)、高度6.5°

2021/12/22 17h32m15s~33m37s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO4000 f8.0 15sec×4

反転画像



17時38分撮影、10秒を5枚コンポジット(総露出時間50秒)、高度5.8°

2021/12/22 17h38m35s~39m35s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO3200 f8.0 10sec×5


17時40分撮影、10秒を3枚コンポジット(総露出時間30秒)、高度5.5°

2021/12/22 17h40m48s~41m18s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO3200 f8.0 10sec×3

 この頃から淡い尾が急に写らなくなりました。低高度に見える雲に近づいたようです。大崎市方面の光害も影響しているように感じます。残念ですが撮影会はまもなく終了です。

17時42分撮影、5秒×2,3秒、4秒の4枚をコンポジット(総露出時間27秒)、高度5.1°

2021/12/22 17h42m23s~43m03s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO8000 f7.1 5s×2、3s、4s

ラストショット、高度2.7°

2021/12/22 18h01m03s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO6400 f8.0 3sec

撮影全景、18時00分39秒 撮影

2021/12/22 18h00m39s D90 18-200mm f3.5-6.3 f22mm ISO1600 f5.0 5sec

 蕪栗沼のSQM値は天頂で20.15、南西の空(レナード彗星の方向)は19.30でした、天頂の条件は思ったほど悪くはないですが南西方向にある大崎市の光害が予想以上に強いことが分かりました~。




レナード彗星 観望記録(12/21)

2021年12月22日 | 彗星
12月21日のレナード彗星観望記録です。

 当初の予報が変わりSCW予報に宮城県南部の晴天域が現れました~。南西の空を見ると確かに晴れているのでバタバタと撮影の準備を行って… 遠征する時間は無いので本日は自宅からの撮影です。

 晴れているといっても山越えの雲が次々と流れているので透明度は良くありません。金星と木星を双眼鏡で見てみるとしっかり滲んでいます。

 …ということで本日もデジカメで捜索開始です。捜索すること十数分… おっと発見しました!優秀な助手であるデジカメがレナード彗星を捉えました。時刻は17時09分です。

レナード彗星 17時11分 高度8.9° 日没から51分後(本日の航海薄明16:49~17:22)

2021/12/21 17h11m51s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1000 f5.6 1/1.6sec


17時23分 高度7.4°(本日の天文薄明17:23~17:54)

2021/12/21 17h23m51s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1600 f5.6 2sec


地心距離 0.43AU(6450万km) 日心距離 0.67AU(1億140万km)

2021/12/21 17h24m47s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1600 f7.1 3sec


17時26分 高度7.0° 3枚コンポジット

2021/12/21 17h26m59s-15s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f400mm ISO1600 f6.3 3sec×2 5sec×1

 空が暗くなってレナード彗星の尾が写るようになってきました。尾は左上に伸びています。光害のない空で撮影すればけっこうな長さの尾が写る感じがします。

17時29分 高度6.7° 2枚コンポジット

2021/12/21 17h29m02s-13s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f300mm ISO1600 f6.3 4sec×1 5sec×1

 17時30分を過ぎたころから急激にレナード彗星の光度が低下しました。低層の雲に入ってしまったようです。ラストショットは17時38分でした。終わってみれば撮影時間は約30分間…この間に2回ほど双眼鏡で見ましたがレナード彗星は全く見えませんでした。

 レナード彗星の近日点通過は1月3日です。まだしばらくは同じ条件で見えるのでまだまだ観望はできます。大寒波が来る予報になっていますがチャンスはまだあるのでもうしばらくレナード彗星を追跡することにしましょう。

THE BRIGHTEST COMET OF THE YEAR(C/2021 A1)

2021年12月18日 | 彗星
 符号(C/2021 A1)が示すように2021年になって最初に発見されたレナード彗星は、今年最も明るい彗星となって12月の空にやってきました~。

 レナード彗星ははっきりとした肉眼彗星にはなりませんでしたが、尾がキレイに伸びた美しい彗星として2021年を代表するほうき星になりました。

 で、その美しい尾は実際どのくらいの長さだったのか気になったので撮影画像から調べてみました。

12月6日のレナード彗星 地球に0.36AU(5400万km)まで接近中~

2021/12/6 04h55m32s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f500mm ISO12800 f6 30sec×3

反転画像

 これを見ると少なくとも2°40′はあるので満月5個ぶんといったところですね。満月5個分というとものすごく長いように感じますが腕を伸ばしてサムアップした親指の幅くらいなので、昨年のネオワイズ彗星(尾の長さ約20°、満月40個分)に比べるとかなり小さなほうき星です。(ちなみに百武彗星は尾の長さ100°と言われているので満月に換算すると200個分です。わぉ!)

上記写真をセルフフラット、スターシャープ処理した画像



12月11日に撮影した写真でも調べてみました。

レナード彗星 0.24AU(3660万km)まで接近

 12月11日に撮影した画像を見ると尾は思ったほど伸びておらず、2°50′ ほどでした。これはあくまでも薄明の空で写っている尾の長さからの換算であって実際の尾の長さではありません。

このデータを元に12月14日に撮影したレナード彗星の尾が見えていたらどのくらいかをステラナビゲータで再現してみました。薄明中なので尾が写ることはありませんが、もし見えていたらこの向きでこの長さに見えたことになります。

12月14日のレナード彗星  接近距離 0.24AU(3660万km)



で、ここからが本題です。この尾の長さをこのままま維持したとすると
金星と接近する12月17日はこのような感じになるはずなので…


 撮影を試みましたが雲がモクモクで金星すら見えませんでした~。ざ~んねん。

レナード彗星 観望記録(12/14)

2021年12月14日 | 彗星
 う~む、見えませんね~。時刻はまもなく17時30分です。双眼鏡で捜索しても、デジカメの液晶モニターを拡大して探してみてもレナード彗星は確認できませんでした。

2021/12/14 17h28m02s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO800 f5.6 5sec

 今日の日没は16時18分です。市民薄明が終わる16時46分のレナード彗星の高度は8°、航海薄明が終わる17時19分の高度が2°です。現在時刻は17時30分なので残念ながらタイムリミットです。

 天文ガイドには14日の薄暮終了時(太陽高度-12°)で高度は+2°と載っていたのでまだ無理だったのでしょう。ざ~んねん… と思ったのですが帰宅して画像をPCで確認したところレナード彗星がくっきり写っていました。超ビックリです。

 こちらは日没30分後の写真ですがまだ写っていません。

2021/12/14 16h51m33s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO640 f5.6 1/30sec


 写ってたのは日没から59分後に撮影したこちらの画像。彗星の高度はわずかに2°です。

2021/12/14 17h17m32s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f250mm ISO800 f5.6 1sec


 へびつかい座の恒星64νが3.32等級なのでレナード彗星は3等級台だと思われます。

2021/12/14 17h21m26s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f195mm ISO800 f5.6 2sec(トリミング)


 さすがに尾は写りませんが中心コマはかなり明るくなっている感じがします。

2021/12/14 17h25m09s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO800 f5.6 6sec

 こちらの写真を撮影した時の高度は0.9°ですがしっかり写っていました~。オドロキです。

2021/12/14 17h27m08s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f50mm ISO800 f5.6 5sec

 一番最初に紹介した写真をよく見たら山に沈む直前のレナード彗星が写っていました。

2021/12/14 17h28m02s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO800 f5.6 5sec(トリミング)

予報では明日15日の薄暮終了時(太陽高度-12°)の高度は+3.9°で光度予報は3.2等級です。16日は高度+5.5°で光度が3.3等級、金星に近づく17日は+6.6°で光度が3.4等級です。天文ガイドでは21日まで3等級台の予報が出ているので天気が良ければ尾が伸びた姿の撮影も十分可能かと思います。仙台は明日から天気が悪くなる予報ですが次回のチャンスを待つことにしましょう。

レナード彗星2nd 観望記録(12/11)

2021年12月11日 | 彗星
レナード彗星の2nd観望記録で~す。

 昨日は雲に阻まれて空振りに終わったので今日が明け方に見えるレナード彗星のラストチャンスです。本日も雲がモクモク発生する予報なので、できるだけで雲が少ない地域の選定が必至です。

 SCW局地予報も更新するたびに晴天域が変わる不安定な天気でしたが牡鹿半島と亘理方面が比較的雲が少なかったので今回は距離的に近い亘理にしました。これだけ雲があると観測地選びは賭けであって運まかせですが今回は大当たりで、亘理は4時から5時20分まで雲がほぼありませんでした。

 今日のレナード彗星は4時30分の高度が5°、4時45分で7.5°、5時00分でやっと10°です。薄明が始まる5時08分でも高度が12°しかないので条件としてはかなり厳しいです。高度10°は大気減光で実質等級より1等級暗くなるので肉眼ではまず見えないと思います。

 さて、観測地につきました。東は太平洋なので真っ暗ですが冬の天の川が見えるほどの暗さではありません。それはさておき時間がありません。さっそく撮影です。双眼鏡で見ても位置が分からないので本日もデジカメで捜索です。

  本日のファーストショット

2021/12/11 04h43m56s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO12800 f5.6 20sec

 ありました! 12/6に比べて尾はそれほど長くなっていませんが核が明るくなっています。
撮影時の彗星の高度は約8°ですがまっすぐに伸びた尾がしっかり写っています。

2021/12/11 04h53m08s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f400mm ISO8000 f7.1 60sec

地球に0.24AUまで近づいたレナード彗星(2枚コンポジット)

2021/12/11 04h59m20s ,05h00m29s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO8000 f7.1 60sec×2

 こちらは、あまり変わり映えしませんが彗星核基準で2枚をコンポジットした画像です。(^^ゞ
すでに薄明が始まっているので背景がやや明るくなっています。

2021/12/11 05h15m07s ,05h16m23s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO8000 f6.3 60sec,30sec

 薄明の空で輝くレナード彗星(2021A1 Leonard)

2021/12/11 05h23m28s  D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO3200 f7.1 60sec

 あっという間に空が明るくなりました。今回の撮影時間は4時45分から5時30分まででしたが、その90分間でレナード彗星はかなり移動していました。こちらは120秒間露出した画像ですがレナード彗星が移動している様子がよくわかります。

2021/12/11 05h24m54s   f600mm ISO2500 f8 120sec

 本日ヘルクレスの左手付近にいるレナード彗星は明日はさらに高度を下げてへびつかい座に移動します。薄明開始時の高度が3°ですので撮影できないことはないですが日の出前の撮影は今日で終了です。日没後に見えるレナード彗星は高度が低いので撮影はかなり難しいですが核が明るくなっているので金星との接近はチャレンジしてみたいですね。

レナード彗星(2021 A1 Leonard)観望記録 12/6

2021年12月08日 | 彗星
みなさんお待たせしました~。レナード彗星観望記録です。

 天気が冬型モードになって撮影できる日がほとんどありませんでしたが、奇跡的に12月6日早朝に快星の予報が出たのでプチ遠征に行ってきました。

 今回は肉眼彗星になっているかを確認するために空が暗い場所での観望を計画していたので観測地の選定にはかなり迷いました。

 天気が良いと言っても東北地方のこの時期はすぐ時雨れたり、山越えの季節風が雲を運んできたり、低層に濃霧が発生したりで気が抜けません。SCWやWindyの情報から今回は一番リスクの低い地域として薬莱山方面にしました。

 薬莱山は東に大崎市があるので光害が心配ですが天気とソラノクラサ優先でここに決定です。

 
 本日の撮影タイムはレナード彗星が昇ってくる02時から薄明が始まる05時04分までの3時間勝負です。といっても低空は大気減光があるので実質は高度20°以上になる03時30分からの90分勝負です。

 ネットではホントか~と思うほど美しいレナード彗星の写真がたくさんアップされていますが真実の姿はどうなのでしょう。この目で確かめるほうき星とのファーストコンタクトはいつもドキドキです。

 そんなことを考えながら目的地に向かっているとグーグルナビが目的地が近いことを知らせています。本日の観測場所は薬莱山の東の田園地帯のど真ん中です。山方面は冬眠前の動物がまだいる可能性があるので今回はパスです。(^^ゞ

 おおー、星がたくさん見えます。なかなかいいですね~。東は大崎方面の光害がややありますが西の方は真っ暗です。カシオペヤ座からペルセウス座、オリオン座まで冬の天の川がアーチ状にはっきり見えます。久しぶり…というより初めての光景かもしれません。

 SQMの測定値は天頂で21.10です。前回より条件がかなりいいです。東の低空は光害の影響で測定値は20.40ですが悪くはないでしょう。さて、そろそろアルクトゥールスが昇ってくる時刻です。東の空を双眼鏡で捜索すると…ありました。大気減光でかなり暗く見えますがその左上にレナード彗星があるはずですが…むむ、全く見えません。

…ということでいつものデジカメDE確認で~す。

2021.12.6 02:24:52 D810A Zoom-NIKKOR*ED 50-300mm ISO3200 30sec
 この時のレナード彗星の高度は9°です。この写真を見る限りかなり小さいほうき星のようです。

 見た感じは2013年のアイソン彗星に似てますが規模が小さいかな~。

2021.12.6 02:37:16 D810A Zoom-NIKKOR*ED 50-300mm ISO10000 60sec

 まだ高度が低いので大気減光でかなり暗いはずです。淡い尾もまだ全然見えてないので高度が上がるのを待ちましょう。天文ガイド12月号の彗星ガイドページによるとレナード彗星の標準等級はH12=7.7等くらいということなので小ぶりなほうき星のようです。

 天文ガイドにはレナード彗星はオールとの雲から初めて降りてくる彗星ではなく9万年周期で太陽系を回っているほうき星なので増光が期待できると書いてあります。12月中旬には3等級になる予報もあるようなので順調に増光してほしいですね。

 レナード彗星の高度が20°になりました。淡い尾がキレイに伸びてます。

2021/12/6 03h24m02s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO12800 f6.3 30sec

 アルクトゥールスとの位置関係はこんな感じです。

2021/12/6 03h44m28s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO12800 f7.1 30sec

 レナード彗星の高度も上がってきたのでここで20cm反射望遠鏡にスイッチです。しか~しここで問題発生です。メカニカルではなくフィジカルトラブルです。気温が-3°まで下がっているため何をするにも時間がかかってしまいます。しかも望遠鏡の外側全面に霜が張り付いていてバーティノフマスクを取り付けようとしてもガムテープもビニルテープも粘着性が機能しなくなって…結局諦めました。

 高度30°のレナード彗星 地心距離0.36AU

2021/12/6 04h19m14s D810A SE200N ISO12800 20sec



2021/12/6 04h22m36s D810A SE200N ISO8000 30sec

 セッティングに時間がかかった割には20cm反射ではまともな写真が撮れなかったのでやむなく望遠レンズに出戻りです。20cm反射は久しぶりに使ったので明らかに調整ミスですがあまりにもポンコツなので速攻で捨てたくなりました~。もちろん不法投棄になるのでキレイに片付けて持ち帰りましたが…。

 さて、まもなく薄明が始まります。レナード彗星の高度は40°になろうとしていて条件としては今が最良です。レナード彗星が肉眼で見えるのか最終判断時間です。実は何度も肉眼で確かめていたのですが今まで確認することはできていませんでした。

 う~む、やっぱり見えません。空は6等星まで見える暗さなので見えてもいいのですが、どうしても見えません。双眼鏡ではもわっと広がったコマが見えるのですが… 結論! レナード彗星の明るさは6等級前半くらいで明らかな肉眼彗星にはなってない…です。

2021/12/6 04h44m19s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f400mm ISO10000 f6 30sec

 この後レナード彗星は地球に近づいて12日に最接近距離、光度3等級台になる予報が出ているので今後に期待しましょう。

2021/12/6 04h58m07s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f300mm ISO10000 f5.6 20sec

 レナード彗星は今回の太陽接近で軌道が双曲線になって太陽系を飛び出すそうなので、二度と戻ってくることのない彗星になります。とても切ない感じがしますがこれも自然の摂理なのでしかたないですね。現在レナード彗星のお見送りをするため観測班が気象情報とにらめっこしています。撮影できたらブログで紹介したいと思いま~す。

ネオワイズ彗星(C/2020 F3) 7/17観望記録

2020年07月18日 | 彗星
5回目のネオワイズ彗星観望に行ってきました。場所は日本海のとある海岸です。

今回の観望場所の選定は、晴れていることはもちろんですが、それに加えて空が暗い場所を条件として探しました。淡い彗星の尾を見るに光害のない暗いところが絶対条件です。

…といっても訪れたことのない場所のソラノクラサなんて行ってみないと分からないのではと思うかもしれませんが心配はご無用です。世界中のソラノクラサが分かる便利なサイトがあります。興味のあるかたは「Light pollution map」を検索してみてください。

同じ彗星でも空が明るい場所で見ると小さく見えますが、暗い空では大きく見えます。下記写真の3枚目と4枚目は同じ焦点距離(f70mm)で撮影していますが、空が暗くなるとこれほど違います。これから彗星を見る機会がある方はご参考ください。

私が今回訪れた場所は、Light pollution map上ではソラノクラサを示すSQM(スカイクオリティーメーター)の数値が21.76magとなっていました。実際に現地で実測した数値は、21.36magでした。夏は天の川の明るさで数値が低下するのでLight pollution mapは正確な数値だなと実感しました。

さて、今回は日没後の観望なので徐々に暗くなる空でいつ彗星が見えるかじっくり観察しました。

観測地の日没時刻は19時08分。
市民薄明終了が19時38分。
航海薄明終了は20時18分。
天文薄明終了が21時02分です。

個人差があるとは思いますが私が眼視で彗星を確認した(気付いた?)のは20時15分でした。

本日のファーストショット

2020.7.17 20:20:06 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO1600  F4.0 4sec ( f45mm)

目には見えませんがデジカメにはたくさんの星が写っています。

2020.7.17 20:25:13 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO1600  F4.0 10sec ( f58mm)

実にキレイなほうき星です。

2020.7.17 20:26:47 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO1600  F4.0 15sec ( f70mm)

気象条件が違うので単純比較はできませんが14日の時より明るくはっきり見えてます。

2020.7.17 20:35:57 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO2000  F4.0 60sec ( f70mm)

あと20分で天文薄明が終わります。夜空がやってきます。

2020.7.17 20:42:36 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO8000  F2.8 8sec ( f52mm)


ネオワイズ彗星は1853年に見えたドナチ彗星によく似てるなーと思ってましたが、見えている場所もドナチ彗星と同じ北斗七星の近くなので、天文図版(→図版1図版2)にあるドナチ彗星をイメージして写真を撮ってみました。

北斗七星の下で輝くネオワイズ彗星

2020.7.17 20:49:32 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ 18mm-200mm
ISO3200 F4.5 30sec ( f 18mm)

天文薄明が終わった21時02分以降は低層にもやが発生したためシャープな写真は撮れませんでした。はっきりしませんが尾はかなり大きく広がっているように見えます。

2020.7.17 21:20:29 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO3200  F2.8 60sec ( f55mm)




2020.7.17 21:29:51 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO6400  F2.8 30sec ( f50mm)


本日もISSが通過していきました。20時20分過ぎに北斗七星を横切って行くのを目撃しましたが、地球を一周して戻ってきたわけですね。見事に尾の中を通過していきました。
2020.7.17 21:57:48~22:00:56 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO6400  F2.8 30sec×6 ( f70mm)



大海原に光を落とすネオワイズ彗星

2020.7.17 21:47:46 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8 ED VR
ISO4000  F2.8 15sec ( f29mm)

波打ち際で青く光るのは夜光虫です。原始地球に生命の源となる有機物を運んだのは彗星だったという仮説があります。波打ち際で青く光る夜光虫と1億キロメートル彼方にあるほうき星がつながっているかもしれないと考えるととても神秘的ですね。


ネオワイズ彗星(C/2020 F3) 7/14観望記録

2020年07月15日 | 彗星
ふ~む、SCWの最新情報に7/14早朝の晴天域が現れました。秋田県北部と岩手県中部沿岸です。これは、ビフォー・サンライズのネオワイズ彗星を見るラストチャンスかもしれません。

しか~し、晴天になる確率は100%ではありません。遠方であることも悩みどころです。まずは観望に耐えられる天気なのかを分析してみましょう。

天気図では日本海に発生した小さな高気圧が東に進みながら消滅する動きが現れています。SCW局地モデルでも秋田県北部は0時から3時まで晴れて4時以降に曇る予測になっています。

一方、岩手県沿岸部は同時刻晴れが続く天気になっていますが、沿岸の東部海上にある雲の動きがありません。ということは、頭上は晴れていても北東の空低いところにある雲で見えない可能性があります。

う~ん、悩みます。選択肢としては、「秋田県北部に遠征する」「晴れる可能性はあるが絶対ではないので遠征をやめる」の二択です。尾が立ち上がるネオワイズ彗星が肉眼で見えるかをこの目で確かめたいところですが…

決めました。遠征です。最後のチャンスに賭けましょう。遠征計画としては早めに現地に入り、直近の雲観測マップを参考にして観測地を変えることもアリとする。ネオワイズ彗星が昇ってくる時刻の01時53分はまだ天文薄明が始まっていない時間なので、天文薄明が始まる02時31分(彗星高度は3°)までの暗い夜空で写真撮影と眼視で明るさを確認する…です。

では、いざ出発で~す。

東北自動車道は交通量が少なく雨も降っていないのでとてもスムーズでした。

ふう、着きました。場所は秋田県北部のとある展望台です。時刻は0時過ぎです。天候はなんと…濃霧です。何も見えません。街灯の光がレンブラント光線のように直下に降り注いでいます。

SCW局地モデルと直近の雲観測マップでは晴れを示す黒がはっきり広域で出ているので、霧の上は快星が広がっていると思われます。まとわりついている霧は生き物のようにうごめいており、晴れ上がった瞬間はきれいな星空が見えます。よし、今日はこの場所に決定です。SCWでは霧も1時30分頃には晴れる予測が出てるので、タイマーをかけて仮眠です。

みなさん、おやすみなさい。

やばい、やばい、熟睡してしまった。タイマーの音がなぜ鳴っているのか理解できない自分がいた…。時刻は01時20分、外は相変わらず濃霧です。晴れてくれ~と待つこと10分、とつぜん空が晴れ上がり満天の星になりました。しかも、短時間で…

いや、そんなに急に晴れ上がっても困るんですが、と思いつつ急ピッチで赤道儀の準備です。極軸望遠鏡で北極星をのぞくと…おっ、大きくずれてます。そうだーここは北緯40°超えでした。なんか感動…と感慨に浸っている暇はありません。猛スピードで赤道儀を設置してカメラをセットするまで20分、完成です。落ち着いたところで空を見上げると…

わぉ、星が見えません。濃霧復活です。周りを見るといつの間にか街灯のレンブラント光線と自分の二人ぼっちになっています。ふむ、どーもこの天気は周期があるようですね~。確証はありませんが…そう思いたいところです。

困りました。いくら待ってもレンブラント光線1本と自分一人の世界です。時間はすでに02時20分です。まもなく天文薄明が始まります。ネオワイズ彗星の高度は3°に達している頃です。


さらに待つこと10分…
星が見えてきました! 霧が消えていきます。チャンス到来です。


ついにネオワイズ彗星がその姿を現しました。

2020.7.14 02:33:40 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1600  F2.8 5sec ( f70mm)

おおっー、美しい! なんと肉眼で尾が見えます。鳥が羽を広げたようなダストテイルがはっきり見えます。デジカメで撮った写真とほぼ同じに見えてます。凄すぎます… 肉眼で見た尾の長さは7~8°はあります。

肉眼ではこんな感じに見えました。

2020.7.14 02:34:58 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ 18mm-200mm
ISO1600 F4.8 10sec ( f 48mm)

ダストテールが大きく広がっています。

2020.7.14 02:36:34 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ 18mm-200mm
ISO1600 F4.8 30sec ( f 48mm)

残念ながら空はクリアではありませんが、姿を見せてくれたことに感謝です。

2020.7.14 02:38:34 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO800  F3.2 30sec ( f52mm)

強調処理をしたところイオンテールも浮かび上がりました。

2020.7.14 02:40:26 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO800  F3.2 30sec ( f60mm) 



2020.7.14 02:41:02 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ 18mm-200mm
ISO2000 F4.5 30sec ( f 35mm)

ぎょしゃ座と並ぶネオワイズ彗星

2020.7.14 02:48:30 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1600  F3.2 10sec ( f38mm)

金星とアルデバランの接近もきれいに見えました

2020.7.14 02:49:20 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1600  F3.2 10sec ( f38mm)

薄明が進み人工衛星が見える時間です。(写真上部)

2020.7.14 02:50:10 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1600  F3.2 10sec ( f27mm)

なんとネオワイズ彗星の上空をISSが通過していきました。まったくのノーマークでした。
2020.7.14 02:50:42~02:52:40 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1600  F3.2 15sec×4 ( f27mm)

このあと雲が流れてきてネオワイズ彗星は3時過ぎに見えなくなりました。

2020.7.14 03:03:46 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1600  F3.2 5sec ( f48mm)

ネオワイズ彗星が見えていた時間は約30分ほどでした。

あの美しい姿を見せられるとさすがに冷静ではいられませんでした。多くの写真が凡ミスで没となりましたが、目にはしっかり焼き付けました。双眼鏡で見たネオワイズ彗星は微細な様子が手に取るように分かり、立体感さえ感じました。(あくまでも個人的な感想です)

日食を見るともう一度みたいという衝動に駆られる日食病になると言われていますが、ネオワイズ彗星もまったく同じだと思いました。

ネオワイズ彗星は見るたびに姿が変わる美しいほうき星です。しかも西の空に移動してからもしばらくは見ることができます。この後どのような姿を見せてくれるのかを考えるとワクワクします。アフター・サンセットのネオワイズ彗星を見るために今後の観測計画を練ることにしましょう。

ネオワイズ彗星(C/2020 F3) 7/13観望記録

2020年07月13日 | 彗星
7月12日の夜にネオワイズ彗星観望・積極的遠征の第3回目を決行しました。

場所は1回目と同じ岩手県沿岸です。今回もSCWの局地モデルで晴れ区域になっていたので遠征先としましたが、陸地部分は晴れているが海上に雲があるということに一抹の不安を持ったままの遠征となりました。

それでも陸地部分は広く晴れているので大丈夫だろうと思って決行したのですが、結論として結果は惨敗でした。SCWの予測は更新のたびに曇る予報になり、あたり一体ベタ曇りでした。

それでもあきらめきれず、SCWの黒い地域(晴れ区域)に移動したのですが、どこにいっても星は全く見えませんでした。

今日は無理と判断して、帰り際に7月9日に撮影した場所に車を止めて自分をあきらめさせるために双眼鏡で東の空を見たところ、突然雲が切れてカペラが目に飛び込んできました。

ひょっとしたら雲間から撮影できるかも…と思い、急いで機材をセットして撮影したところ、なんとネオワイズ彗星が雲間から顔を出していました。

2020.7.13 02:44:10 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1600 F4.5 f70mm 8sec 


1台はポタ赤を使って撮影、急いでセットしたので極軸あわせはテキトーです。

2020.7.13 02:53:15 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ(f50mm)
ISO1600 F4.8 15sec ポタ赤


明るさが9日より増しているように見えます。

2020.7.13 02:53:47 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO2000 F4.5 f70mm 8sec 


カペラとかくれんぼをするネオワイズ彗星

2020.7.13 02:54:16 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ(f50mm)
ISO1600 F4.8 15sec ポタ赤


またしてもネオワイズ彗星だけが見えている写真

2020.7.13 03:07:50 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO2000 F4.5 f70mm 8sec 


ネオワイズの核はとても明るくシャープです。

2020.7.13 03:08:53 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ(f 150mm)
ISO1600 F6.3 15sec ポタ赤


雲のすきまから見えるネオワイズ彗星

2020.7.13 03:09:55 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1000 F4.5 f70mm 6sec 


航海薄明の中で輝くネオワイズ彗星

2020.7.13 03:14:46 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ(f 150mm)
ISO1600 F6.3 15sec ポタ赤

・天文薄明02:31~03:14(太陽高度-12°~-18°)
・航海薄明03:14~03:53(太陽高度 -6°~-12°)
・市民薄明03:53~04:23(太陽高度 -0~ -6°)

本日のラストショット

2020.7.13 03:21:14 D810A AS-F NIKKOR 24mm-70mm F2.8E ED VR
ISO1000 F4.5 f70mm 2.5sec 


今日撮影できたのはカペラの輝きがあったからで、カペラが「あきらめるのはまだ早いよ」と教えてくれたように感じました。





ネオワイズ彗星観望 7/11遠征記 

2020年07月12日 | 彗星
世界各地からネオワイズ彗星の写真が続々と届いていますが…
天気が一向に良くなりません。

明け方の空でネオワイズ彗星が見られるのもあとわずかです。来週以降は日没後に見ることができますが、彗星の尾が立ち上がっている姿は明け方の空限定ですのでぜひ見たいところです。

…ということで、第2回目の遠征を7月11日に決行しました。

今回もSCWで7月12日の02時に晴れる場所を探したところ、宮城・福島県境西部と山形県中部に晴れ区域がありました。宮城と福島の県境は山地で北東の空がどの程度開けているかは不明なので、今回は緑サークルの地点にいくことにしました。


ナビ上の目的地は長谷堂城址公園駐車場にして、23時30分に出発です。

山形自動車道は濃い霧で50km制限が出ていました。笹谷峠付近で雲の切れ間が見えましたが、山形に入るとベタ曇りです。はて? 最新のSCWでも長谷堂城址付近は晴れ区域になってますが、とりあえず行ってみることにしましょう。

ふう、01時に到着しましたが、なんとザーザー降りの本格的な雨です。駐車場の中を走り回っているイタチが立ち止まって、おまえ誰?といった顔でこちらを見て目が合いましたが、お互いに興味が無いので無視です。

さ~て、困りました。ここでの観望は100%無理です。まだ時間はあります。帰りがてらに山形側から蔵王エコーラインを昇って蔵王山の駐車場に行ってみることにしましょう。

蔵王のお釜まであと10km、標高約1000m付近で雲に入りました。果たして山頂は雲抜けしているでしょうか? う~む、残念です。宮城側に入って雲は抜けましたが星は見えません。さらに高いところに雲があります。

こまくさ駐車場や賽の磧駐車場にはたくさんの星屋さんがいました。みなさん晴れることを期待して待っているようです。私もしばらく車中で待っていましたが、天気が回復する見込みがないと判断して02時30分に降りることにしました。



さて、ここからが本題です。以前から思っていたSCWの信頼性はどの程度あるのか検証してみました。下記図は帰宅後に確認した最新のSCW局地モデルと雲観測マップです。


ここで注意すべきは緑色の曇天域(不透明上層雲)です。説明によると「不透明上層雲は十種雲形に対応していない雲で、厚みのある中層雲が上層に達しているものと考えられる。」とあります。雲混じり域を表す「黒ドット」もあるためかなり厚めの雲に覆われている状態と言えます。さらに、大気不安定(ショワルター指数=0以下)を示す黄色の線で囲まれた中にあるため、「雨量・雲量図で雲量や雨量が予測されていない場合でも、対流性の雲(積雲・積乱雲)が発達し、局所的に、短時間強雨、局所的な雲、突風が発生する場合のあることが予測されます。」とあります。

今回はまさにそれを表す天気だったようです。SCWの雲観測マップを見ると直近時刻(1~2時間前)の雲の様子が分かるのでこれと照らし合わせて局所モデルを活用すると天気予測ができると思います。

以上の結果からSCWはかなり信頼できるツールだと思います。あとはその情報をどれだけ正しく読み取れるかですね。

今回のネオワイズ彗星はデジタルカメラ時代になって初めてのグレートコメットですので、たくさんの人に見てもらって、より多くの人に写真を撮ってほしいですね。

太平洋高気圧よ~。勢力を増して梅雨前線を雲散霧消してくれ~!