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レナード彗星 観望記録(12/21)

2021年12月22日 | 彗星
12月21日のレナード彗星観望記録です。

 当初の予報が変わりSCW予報に宮城県南部の晴天域が現れました~。南西の空を見ると確かに晴れているのでバタバタと撮影の準備を行って… 遠征する時間は無いので本日は自宅からの撮影です。

 晴れているといっても山越えの雲が次々と流れているので透明度は良くありません。金星と木星を双眼鏡で見てみるとしっかり滲んでいます。

 …ということで本日もデジカメで捜索開始です。捜索すること十数分… おっと発見しました!優秀な助手であるデジカメがレナード彗星を捉えました。時刻は17時09分です。

レナード彗星 17時11分 高度8.9° 日没から51分後(本日の航海薄明16:49~17:22)

2021/12/21 17h11m51s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1000 f5.6 1/1.6sec


17時23分 高度7.4°(本日の天文薄明17:23~17:54)

2021/12/21 17h23m51s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1600 f5.6 2sec


地心距離 0.43AU(6450万km) 日心距離 0.67AU(1億140万km)

2021/12/21 17h24m47s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1600 f7.1 3sec


17時26分 高度7.0° 3枚コンポジット

2021/12/21 17h26m59s-15s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f400mm ISO1600 f6.3 3sec×2 5sec×1

 空が暗くなってレナード彗星の尾が写るようになってきました。尾は左上に伸びています。光害のない空で撮影すればけっこうな長さの尾が写る感じがします。

17時29分 高度6.7° 2枚コンポジット

2021/12/21 17h29m02s-13s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f300mm ISO1600 f6.3 4sec×1 5sec×1

 17時30分を過ぎたころから急激にレナード彗星の光度が低下しました。低層の雲に入ってしまったようです。ラストショットは17時38分でした。終わってみれば撮影時間は約30分間…この間に2回ほど双眼鏡で見ましたがレナード彗星は全く見えませんでした。

 レナード彗星の近日点通過は1月3日です。まだしばらくは同じ条件で見えるのでまだまだ観望はできます。大寒波が来る予報になっていますがチャンスはまだあるのでもうしばらくレナード彗星を追跡することにしましょう。

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