ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

霜月

2020年11月25日 | ノンジャンル
11月に入ったというのに、汗ばむような陽気が
続いていたが、さすがに下旬には
寒気が戻ってきた。

しばらく墓参りにも行けていなかったので、
連休の中日に出掛けた。

コロナの感染が三度拡大する中、我慢の連休と
銘打たれたせいか、高速は空いていた。

後でニュースを見ると、行楽地は人出が
かなり多かったようである。
とすれば、公共の交通機関を使って移動した人が
多いことになる。

案の定、連休を機に、感染者数が急速に増えた。
対策に万全を期しているところでも、何件か
感染者が出たという報告も入っている。

コロナばかりではなく、乾燥、低温という
ウイルスにとって好都合な季節にこそ、
これまで以上の予防意識が必要なのだが、
一年近くとなる状況に、うんざりとした空気も
濃くなっている。

結局は、誰がどうという事ではなく、自分が
どれだけしっかりと予防意識と行動を
継続できるかに掛かっているだろう。

墓地公園は、人が集まるのは礼拝堂と、売店、
レストランくらいである。
墓園自体は人が密になることはまずない。

墓参の後、墓園を散策してみた。

一昨年だったか、頂いた苔リウムの世話を
しだしてから、地面に生える苔に目が行く
ようになった。

注意して見ていると、日陰や水辺、
日当たりの良い所、木の根元等、場所によって
様々な種類の苔が生えている。

水槽内の場所による環境と近いものを選んで
持ち帰り、久し振りに苔を入れ替えた。

絶望に近い苦しみの中で、墓参りと、
この苔が、少しその苦しみを和らげてくれた
ようでもあった。

この世にはいなくとも、生きている。
人に知られようと知られまいと、苔もまた
そこに生きている。

私もまた、生きているだけで
いいのかもしれない。





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2 Comments

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Unknown (はる)
2020-11-30 00:33:56
新型コロナ確実増加中
有機体 地球の進化ともいえる

200年前、ひがしアフリカで1頭のサピエンスのメスが誕生した。
彼女には、2人のメスがいた。
1頭はチンパンジーの祖先になりました。

もう1頭は人類の祖先になりました。

ウイルスはそれ以前に存在した。

限りなくものに近い生物、ですから
質量はある、電子顕微鏡にうつるのは 影です。

戦いというヨリ
喧嘩 

自然淘汰ということでしょう!

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Unknown (jetlinks)
2020-11-30 12:49:56
淘汰する側に立ったという驕りが、
事の自然淘汰を経験しているという
ことでしょう。
返信する

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