ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

称賛と批難

2011年01月06日 | ノンジャンル
称賛と批難ということについては、このブログ内でも多くの
記事で取り上げてきたかと思うが、私の基本的な考え方は
一貫して変わっていない。

誰しも批難されるよりは称賛された方が良いに
決まっているのだが、なかなか他人を称賛するのは
批難するのに比べて難しいようでもある。

結論から言えば、自身が他者より称賛されようと、
批難されようと、それをどう受け止め、どう活かして
いくのかはその人次第の問題である。

逆に、他者をいくら称賛し、批難したところで、
自分自身は何も変わらない。

人を見下し、バカにし、軽蔑したところで、自分が偉く
なるわけではない。
人を見上げ、尊敬し、憧憬したところで、同じである。

ありのままの自分でいるということは、称賛、批難に
惑わされることなく、かつそれらを自身の成長の糧と
していくことを言うのである。

称賛に慢心すれば成長は止まる。批難に単に反発している
だけでも成長は止まる。

自身に向けられる称賛と批難は謙虚に受け止め、
他者に対しては自分のできる励ましを与える。
難しいことではあるが、それが最も自身の為となる。

断酒の継続は、称賛の対象ではない。
スリップも批難の対象ではない。
肝心なことは、自身も含めて、その人が諦めずに
前へと進もうとしているかどうかなのである。

前へ進もうとする人たちの間には、称賛も批難も超えた、
励まし合いということがあるのみなのである。