ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

化学物質過敏症 千葉県の対応

2009年07月13日 | 環境
化学物質過敏症等に対するマニュアルが千葉県に出来ました。
       ここをクリック↓
学校におけるシックハウス症候群・化学物質過敏症
対応マニュアル 


県内では「75名の児童生徒が何らかの化学物質に過敏であり,各学校でその症状に合わせ可能な範囲で対応を図っています。」とのことですが、たったの75名ですか?
同報告書にも書かれているように化学物質過敏症の自覚症状としては「精神面 とても疲れる,頭が重い,頭痛,吐き気やめまい,集中できない」などがあります。
「授業についていけない、集中できない」などの児童生徒は沢山いるはずですが、これらのお子さんたちの実態は把握しているのでしょうか?

私は、これらの子どもたちの何割かが化学物質過敏症に起因しているのではと睨んでいます。

ところで、県がこのような対応マニュアルを策定したにもかかわらず、浦安市はHPで未だに「化学物質過敏症に関しては、医学界においても定義づけや診断基準が確立されているとは言えず、アレルギーやシックハウス症候群などとの区別もあいまいなものとなっています。」と説明しています。

    浦安市HP↓


一方、同マニュアルは、
「未解明な部分が多い疾患だが」と断わりながら,「化学物質過敏症は今までの中毒の概念では考えられない極めて微量の化学物質により不定愁訴様の 症状をきたし,アレルギー疾患的な特徴と中毒的な要素を兼ね備えた後天的な 症候群である。一般的に症状そのものに特徴がなく,体のあちらこちらの臓器 で,多発的にいろいろな形で現れ,アレルギー様症状と自律神経の症状を主体 としている」(北里大学の石川哲教授らのグループ)としています。

この見解の相違はどこから来るのでしょうか?

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