ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

北栄1600坪の土地を何故ダイエーに貸すのですか その65

2014年03月01日 | ダイエー建設問題

以下は、ダイエー進出問題について昨年の12月議会で取り上げた議事録です。

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それでは、次に件名2、ダイエー進出にいきます。
 これも6月、9月と連続で取り上げていますけれども、まず要旨1、賃貸借料金の変更、細目1。420万円が本契約のとき417万円へ変更になりました。これはサイクルショップがなくなったからだという説明だったと思うんですけれども、これは間違いないでしょうか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 土地賃貸借予約契約におきましては、月額賃料を420万円としておりましたが、土地賃貸借本契約を締結するに当たり、本事業を進める上で、ダイエーに対し周辺商業への影響を配慮するよう要請したところ、自転車売り場を取りやめることとし、併せてダイエーから、この影響による賃料の引下げの申し出がございました。このようなことから、市とダイエーで協議を行った結果、予約契約時点より3万円減の月額417万円としたものです。
 以上です。

◆(広瀬明子君) それではお伺いいたします。サイクルショップはなくなったけれども、ダイエーさんは同じ場所に日用品売り場ができるという説明をされております。これは周辺への影響はないんですか。私はこれも、サイクルショップなのか日用品売り場なのかという違いはあるけれども、同じ場所で、当初予定したところで売り場が展開されるというわけですから、3万円の減額理由というのが理解できないんですけれども、3万円もとに戻すよう交渉すべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 自転車売り場を取りやめることとしたことに関しましては、周辺商業者への影響を配慮するようにということで要請した結果でございまして、それでダイエーと協議した結果、3万円減となったということで理解してございます。

◆(広瀬明子君) 全く理解できない答弁ですけれども、次にいきます。
 要旨2、交通渋滞回避対策にいきます。細目1、9/12付けの市長要望書の意味。
 8月27日、大店法に基づく市民向け説明会が2度にわたって開かれまして、そこでかなり交通渋滞、交通事故等の心配の声が上がった。それを受けて市長が、速やかにダイエーに対して改善を要望する旨の文書を提出していただいたということなんですが、本当にこれは私は、市民目線に立った市長の行動であったと高く評価させていただきたいと思っております。
 それで、この要望なんですけれども、当然オープン時から円滑な交通処理ができることを要望しているというふうに理解してよろしいわけですよね。円滑な交通処理ができるようにという文書なんですけれども、これは当然、オープンのときからの意味で市長は先方に文書を出したと理解してよろしいわけですか。確認させてください。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 交通計画の見直しにつきましては、オープン当初からということで理解してございます
 以上です。

◆(広瀬明子君) わかりました。オープン当初からという意味があったと理解いたします。
 それで、その結果、市長が指示をしてくださいました。そして、図面というんですか、もう一つ、やなぎ通り沿い、県道側からの駐車場出入り口がプラス1されたものが、10月30日と11月30日行われた説明会で出てきたと、そのように理解してよろしいんでしょうか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 市道1-53号線からの出入り口につきまして、宅地開発事業等に関する条例に基づく事前協議では、駐車台数や出入り口について法令で定める基準を満たしており、また、駐車場形状による入庫処理可能台数や開店後の交差点需要率の数値が示され、店舗運営に関し慢性的な渋滞は発生しないと、このような説明を受けてございましたが、8月27日に開催されました大規模小売店舗立地法に基づく説明会に寄せられた意見を受けまして、交通計画についての見直しを強く要望する旨の文書を提出したものです。
 以上です。

◆(広瀬明子君) わかりました。私が先ほど質問したような意味での、10月30日、11月30日に私たち市民に提示された図面だと理解させていただきます。
 交通渋滞回避対策に関連して、市長の要望書の意味に関連して質問いたしますけれども、これまでダイエーさんが提出していた添付書類、県とか市で縦覧可能になって、現在も可能なんですけれども、そこに幾つか事実と違う記載がありまして、市民からの指摘がありまして、それを差し替えるという事例が幾つか発生しております。それは9月議会でこの場で私は指摘させていただきましたので、市も、関係者あるいは市長も、そこは認識していただいていると思うんです。
 さらにもう一つ指摘させていただきたいんですけれども、市はたしか、ダイエーさんと7月に協定書を締結しておりますよね。その協定書の中に、都市整備部都市計画課の中に、「搬出入車両の運行が学校等の登下校時間と重ならないよう配慮し安全を確保すること」という文面があります。これは9月26日の議会答弁でも、ここは市側が強調されているんですけれども、実際、添付書類を細かくチェックしましたらば、ここのところは配慮されていないんです。というのは何を指しているかというと、荷さばき施設において商品の搬出入を行うための自動車の台数及び荷さばきを行う時間帯という一覧表が添付書類で出ております。登下校時間というのはだいたい朝7時から9時ぐらいまでを指すと思うんですけれども、この時間帯に搬出入車両が、それぞれ2台、2台、合計4台数字が出ているんです。これはちょっとまずいのではないかと思うんですけれども、市側はどのように理解しているんでしょうか。お答えください。

◎都市整備部長(宇田川義治君) ただいまの詳細な事項につきましては、ヒアリングにございませんでしたので、手元に資料がございません。ダイエーがこれから変更協議に来た時点で協議していきたいと、このように考えます。

◆(広瀬明子君) 12月23日まで、市も私たち県民・市民も縦覧期間がまだありますので、そこで意見を言えるんです。12月23日必着ですので、ぜひ市の意見としてこれは提出していただきたいんです。市と締結した内容が守られていないのではないかという、これは速やかに計画変更というんですか、台数の変更をするように、ぜひ市として提出していただきたいんですけれども、それについての見解をお聞かせください。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 市としましては、今後ダイエーと協議してまいりますので、今回、市から県にそういう意見の提出を行う考えはありません。
 以上です。

◆(広瀬明子君) ダイエーさんと協議じゃなくて、やはり縦覧期間というのがあるので、これはぜひ、23日までに意見を提出していただきたいと強く要望させていただきます。
 次に、要旨3、駐車場出入口、細目1、市道1-53号線出入口について。
 これは当初示された図面では、市道出入り口が1つしかなかったんですけれども、あの1つそのものも細かくチェックしていきますと、出入り口がすぐ近くの交差点から19メートルしかないんです。これは私全国のいろんな事例を調べましたら、仙台市で日本で初めて勧告が出た事例がヒットしまして、ここでは平成16年か15年の審議会の意見なんですけれども、交差点から30メートル程度離すんだという、駐車場の出入り口ですよ。そういう意見が示されております。そして実際、仙台市のほうではそれが守られている事例が出ておりますので、そこら辺についても市はもう少し配慮すべきではないかと思うんですけれども、市側のご見解をお聞かせください。

◎都市整備部長(宇田川義治君) ダイエーといたしましては、この計画が駐車場法施行令の技術的基準における保育所出入り口と路外駐車場の出入り口との離隔距離の取扱いについて、現在検討していると伺ってございます。市といたしましては、ダイエーより宅地開発事業等に関する条例に基づく変更協議が出された段階で協議していきたいと、このように考えております。

◆(広瀬明子君) 済みません、私の今の質問は、市道出入り口の問題を指摘したんですけれども、今の答弁は細目2の質問に対する市側の見解だと思うんですけれども、そうであれば細目2にいきますけれども、これは今の説明ですと、今ダイエーさんが検討というか、場所を変更するという方向性だと、そのように理解してよろしいわけですか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 先ほどご説明したとおり、ダイエーといたしましては、この計画が駐車場法施行令の技術的基準における保育所の出入り口と路外駐車場の出入り口との離隔距離の取扱いについて、現在検討していると、このように伺ってございます。

◆(広瀬明子君) 検討の前に、10月30日、11月30日に示された案が、市長が9月12日付で強く要望を出していただいて、その結果、ダイエーが前向きに改善してくれたと、そしてプラス1、出入り口が県道沿いにできたんです。ところが、それが駐車場法に適合しないのではないかという意見が、実は10月30日、あの図面を示された後、市民の方から私のほうに指摘があって、私もびっくりしたんです。それで単純に法律を見ていくと、ちょっとまずいのかなというふうに私も思った。
 ただ、法律というのはある意味いろんな抜け道というんですか、私たちにはわからない細則とかいろんな規則とか、細かい決まりもあると思うので、市の担当者に私は聞きに行きました、10月30日終わって結構早い時期に。それで、市側は、私の指摘に対してどのような見解をお持ちになったんでしょうか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 市といたしましては、計画中の案件ではございますが、その取扱いについて国のほうに問合せをいたしておりましたが、今回、駐車場法施行令の取扱いについては、現在、ダイエーにおいて検討してございまして、ダイエーより宅地開発事業等に関する条例に基づく変更協議が出された段階で協議していきたいと、このように考えております。

◆(広瀬明子君) 要するに、ダイエー自らが駐車場法に適合しないということをお認めになったから、今、検討が始まっていると、そのように理解してよろしいでしょうか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) その点も踏まえまして、現在の状況が駐車場法に基づくものなのかどうか、それらも含めて検討していると、そのように理解してございます。

◆(広瀬明子君) 国土交通省の見解というのは市は聞いていないんですか。国土交通省がこの法律の総元締め。私は細かいことが本当にわからなかった。当然、市側はそういう意味ではプロを抱えているわけです、私たちよりもよっぽどのプロの方を。だから私は市側に聞きに行ったら、即答がなく、その後ずっとなく、でもそうであれば、市は県なり国に問い合わせして、私の質問に対して当然回答が出ているはずなんですけれども、国の見解は市はどのように聞いておりますか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 国の見解ということですが、市といたしましては、これにつきましても、駐車場の取扱いという考え方から相談を受けたのであって、今回のダイエーのケースとして、これからまた変更協議が出されますので、その時点で協議していきたいと、このように考えております。

◆(広瀬明子君) 私が問題にしたいのは、8月27日、駐車場出入り口が1つだけでは危ないと、わんわん意見が出て、市長からの要望書が出て、10月30日、11月30日に市民を集めて、ダイエーさんが改善した形でプラス1の駐車場出入り口の図面を示してきたんです。当然、私たち市民はその図面を見て、これが法に適合していないとか、そんなこと考える必要はないものとして、それでも生活道路として使っているから、やっぱり危ないんじゃないかとか、交差点はどうのこうのと、当然意見が出てくるわけです。別にそこで誰も、これは法律に適合しているんですかなんて厳しい意見は一つもありませんでした。私は最初から最後までいましたから。当然、市民に提示されるものは法に適合していると。そういうものがいろんなフィルター、市のフィルターであり、ダイエーも専門家を抱えているでしょうから、そういうフィルターを通って提示されてくると。ただ、法律に適合していたとしても、市民としては日常生活していて危険を感じるとか、そういう意見が出てくるのが流れだと思うんですけれども、どうも今回の10月30日と11月30日の2度にわたる説明会というのは、根底が違っちゃったのかなという、私は今、危惧を覚えているんです。もし根底が違っている、要するに市民に提示して議論してもらうような図面ではなかったということになれば、これは大変大きな問題だろうと

 というのは、例えば10月30日、夜11時過ぎまで中央公民館で、市民も納得できないでいろんな活発な意見が出たんです。そういうことを私たちは真剣に取り組んでいたんですけれども、それは議論しても意味なかったのかというようなことにもしなれば、これは大きな問題になってしまうのではないかと思うんですけれども、市側はそこら辺をどのように認識されているのでしょうか

◎都市整備部長(宇田川義治君) 先ほどもご説明してございますけれども、ダイエーといたしましては、この計画が駐車場法施行令の技術的基準を満たしているかどうか、これらも含めて、国への協議も含めて検討してございますので、それらの結果を見て変更協議が出される予定ですので、それらを見て市としては協議していきたいと、このように考えます。

◆(広瀬明子君) 10月30日、11月30日、あの新しいプラス1の駐車場出入り口が増えた図面を市民に提示する前に、市側は一緒になってその図面を当然確認というか、見ていなかったんですか。勝手にダイエーさんが、市長から言われたから県道側にもう一つつくった図面をつくって、私たち市民にぽんと出してきた。どうも私はそうとは思えないんです。ダイエーさんの話を聞いていると、市にもいわゆる正式な文書としてはない。正式な文書というのは、県に変更届なり、あるいは新設の届け出をする、そういう意味での正式な図面、文書ではないけれども、市には当然、市の了解というんですか、そういうプロセスは、そういう段階はあったんですよね。そこをまず確認させてください。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 10月30日の説明会で提出した図面につきましては、説明会開催時点でダイエーが関係機関と協議しながら進めたものでございまして、当然、市としても説明会資料としての協議・調整を行ってから提出されてございます
 以上です。

◆(広瀬明子君) 何度も言いますけれども、市は専門家がいるわけですよね、私たちみたいな素人じゃなくて。そこで見抜けなかったんですか。20メートル離隔の話です。要するに保育園の出入り口と隣り合わせたところに駐車場の出入り口がつくられてしまったと。駐車場法上は、保育園とか教育機関がある場合は20メートル離さなくてはいけないという規定があったはずなんです。そこは市も見逃してしまったと。決してダイエーだけの責任ではないというふうに理解してよろしいものなんでしょうか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 今回のケースにつきましては、駐車場法に伴いまして、隣地ではなくて複合施設という特別なケースでございますので、これらにつきましては国の見解も含めまして、今後、ダイエーより宅地開発事業等に関する条例に基づく変更協議が出された段階で、市としてもしっかり協議していきたいと、このように考えます。

◆(広瀬明子君) 今、隣地ではなくて複合施設という言葉が出たんですけれども、確かに3階に保育園がある。でも保育園の出入り口は1階です。1階に保育園がある事例ではないです。でも、問題になっているのは保育園の出入り口なんです。例えば保育園が10階にあろうが20階にあろうが、1階を通ってしか子どもたちは入れない。その出入り口がくっついているということのチェックはできなかったと。市側は複合施設だから触れないというふうな認識であったというふうに理解してよろしいわけですか。

◎都市整備部長(宇田川義治君) 市といたしましては、ダイエーより宅地開発事業等に関する条例に基づく変更協議で、駐車場法にも照らし合わせながらしっかりと協議していきたいと、このように考えてございますので、今のままでいいとか、そういう考えは持ってございません。
 以上です。

◆(広瀬明子君) 納得できない回答です。結論から申し上げると、要するに市も見逃してしまっていたと。市民から指摘されて、市民ですよ、全く法律のずぶの素人です、私のところに情報提供してくださった方は。その方がいろいろお勉強されてわかった、見抜いたことが、ある意味、プロの方が見抜けなかったというふうに理解させていただきます。
 


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