ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

オリエンタルランドに88万円の賠償命じる“パワハラ”訴訟

2022年03月30日 | 情報公開

何とも許しがたいパワハラが市内事業所であったことが、一審千葉地裁で認められました。今の時代、パワハラを行う事業所は社会的に許されません。

オリエンタルランドに88万円の賠償命じる“パワハラ”訴訟

この判決を聴いて、やはり市は何らかの申し入れをすべきだと再認識しました。市は大口株主だからです。

また、市長は令和4年度施政方針

「誰もが人とつながり、共に支え合いながら、住み慣れた地域の中で自分らしく暮らすことのできる福祉社会の実現が求められております。
このため、社会環境が大きく変化する中でも、誰一人取り残すことなくきめ細やかな支援を行っていくとともに、地域全体で支え合える地域づくりに取り組んでまいります。」と宣言しているのですから、なお更です。

以下のやり取りは前市長時のモノです。
前市長時から、私はこの会社のパワハラには異議を唱えていました。

平成30年  3月 総務常任委員会  03月07日-01号

有価証券配当の1億2,200万円。この中に、きのうも確認したんですけれども、市の大口の株主になっているオリエンタルランド社入っていますよね。それをめぐってなんですけれども、あそこは●●●●って言われていますよね。だって、そういうふうにネットでかなり言われているし、実際、昨年の11月にマスコミにも書かれたじゃないですか。船橋の労基署で労災認定されていますよね、あそこで働いていた方が。これ、大変な問題だと思うんですよ、今の時代。

  ※「●●●●」 ⇒ 「ブ●●ク」

○委員長(中村理香子君) 広瀬委員に申し上げます。
 ネットの情報ということで、特定の企業を指して●●●●というところで、この委員会での発言としては不適切だというふうに委員長は考えますが。

◆委員(広瀬明子君) はい、わかりました。じゃ、●●●●っていう発言は取り消させていただきます。
 ただ、船橋労働基準監督署が動いて労災認定されている、これは事実ですから。名前も挙がって出てます。新聞記事になりました。これを市としてどのように考えているのか。
 というのは、たしか66……。

○委員長(中村理香子君) 広瀬委員に申し上げます。
 有価証券等配当金と今の質疑とはどのよう……。

◆委員(広瀬明子君) だって、そこの株の配当金の話してるんですよ、今。そこから約1億弱の配当金、市に、ここに計上されているわけですよ。それで今、大前提に確認したわけですよね、私。1億2,000万円の中にはオリエンタルランド社が入ってますよねって言ったら入ってますって言ったから、その配当金を出してくる会社のこと。浦安市はたしか6万6,000株、株主になっていますよね、持ってますよね。これは前の委員会で確認してますから。たしか6万6,000株だったと思うんですけども、違うんですか。
     (「予算と関係ねえじゃん。30年度予算と関係ねえじゃん」の声あり)← 他の委員からこんな発言が出たのです。何で予算と関係ないのでしょうかね?

◆委員(広瀬明子君) いやいやいや。だから、配当金をもらっている会社が、そこで働いている人たち、利益を上げている仕事で、労基署の労災認定を受けているということはゆゆしきことだと思うんです。市として、株主である以上、株主総会出ていって、そこら辺をただすとかっていう、そういうことはやろうと思えばできるわけです、株主なんだから。それをお考えにならないんですか。副市長、どうですか。お答えください。

○委員長(中村理香子君) 副市長。

◎副市長(石井一郎君) 労働関係の対応については、市としてコメントする立場にございません。

○委員長(中村理香子君) 広瀬委員。

◆委員(広瀬明子君) さらに言えば、先ほどの説明では、法人市民税も約25億円入る事業者ですよね。そこがこういう問題を抱えているっていうことを公として放置しておいていいんですか。

○委員長(中村理香子君) 副市長。

◎副市長(石井一郎君) 行政組織としての市の見解については先ほどご答弁申し上げたとおりでございます。
 それから、有価証券等配当金の金額については、株主総会の結果、決定されたものであります。それを踏まえて予算を計上させていただいております。
 以上です。

○委員長(中村理香子君) 広瀬委員。

◆委員(広瀬明子君) だから私は、その金額云々じゃなくて、権利として異議を伝え--多分5月か6月にまた株主総会の案内が来ると思うんですよ、市にも。株主になっているんだから。そのときに出ていって、公の責任として一言伝える。労働条件を改善してあげてくださいと言うことは何ら問題ないと思うんです。市の良心として。だって、私たちの貴重な財源になる市民税24億円入れていただいているところで労災認定受けちゃったと。これはたまたま表に、新聞沙汰になって出てきたんですけれども、以前にも同じような事例ありましたよね。私ずっと相談受けてましたから。こちらはマスコミには出てこなかったんですけれども……。

○委員長(中村理香子君) 広瀬委員に申し上げます。
 先ほどもお伝えしたように、有価証券等配当金という予算についての質疑でございますので、先ほどからお聞きしておりますと、有価証券等配当金の質疑ではなく、これを発行している会社の経営に関する質疑だというふうにお聞きしますので、それをしっかりと認識していただいて、質疑をするんであれば、この予算についての質疑をお願いしたいと思います。
 また、質疑を先ほどからされていますけれども、その答弁は副市長から出ておりますので、それもしっかりと認識していただきたいというふうに思います。
 広瀬委員。

◆委員(広瀬明子君) 配当金を受け取る権利があるからこそ株主総会に出て、権利者としてきちっと襟を正す発言するべきだということを私は述べているだけの話で、それは関係ないんだという副市長のお考えなもんで、ちょっと驚いております。
 わかりました。市の認識は理解できました。


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