1月12日の朝新聞が興味深いことを報じていました。
「マニフェスト活用 首長選では有効」との見出しで、「 国政では「うそつきの代名詞」と批判を浴びたマニフェストが、地方の首長選ではアピール材料になっている。首長は予算配分や決定権限が強いため、数値目標などによりリアル感があり、有権者の関心も冷めないようだ。・・・・」と、大変興味深い記事でした。
さいたま市の市長清水勇人市長は、昨年の5月の市長選挙ではマニフェストの高い達成度を訴えて再選したそうです。
同市長は、2009年の市長選挙で138の重点事業をまとめ、毎年何度も市民らの点検を受けてきました。
例えば、任期中の目標では、認可保育所の定員を1100人増でしたが、実績は1638人増、現場訪問を400回実施の目標でしたが、実績は438回実施したそうです。
また、昨年5月に再選した千葉市の熊谷俊人市長は、「市債残高を400億円以上削減」を主張し、マニフェストを示して、市民と蜜にやってきたことが当選につなかったと語っています。
確かに、市長は予算配分や決定権限がかなりあるので、私たち市議の選挙とはかなり趣が異なるのは当たり前です。
ところで、我が浦安市長は4年前の市長選挙でどんなマニフェストを掲げたのでしょうか?
どうも、マニフェスト選挙を批判しているように思えます。
市民との約束 PROMIS 2010のなかで以下のように書いています。
「市民との約束について~「政策は命!」~
ここ数年、あれほど脚光を浴び、選挙公約の実現に期待を持たせた「マニフェスト」が、今や色あせて見えます。
それは、選挙を戦う者にとって最も大事な「有権者との約束」が、実は実現の可能性が低いものであったり、いとも簡単に修正しようとするその姿勢にあると、私は思っています。
「マニフェスト」が必ず実行しなければならない政策の公約ではなく、とりあえず政権を取るための「仮の約束」になっていることを、「政策こそ政治家の命」と信じ、市政を担ってきた私としては非常に残念に、また悲しく思います。
選挙とは政策論争であり、有権者と政治家の「信用と信頼」の結果なのです。
私がここに掲げた公約は、浦安全市民との約束であり、必ず、着手・実行するものです。
私たちのふるさと浦安市の確かな未来のために、政策を競い合う選挙戦にするのは、私たちの責任です。」
(ここまでが引用。)
私的には、今年秋の選挙はマニフェストで戦う選挙を望んでいますが、現職市長は今回もマニフェストではなく「公約」で戦うのでしょうか?
でも、上記朝日新聞の記事に出てくる市長は、決してマニフェストを「とりあえず政権を取るための「仮の約束」としているとは思えないのですが・・・。
寧ろ、マニフェストを忠実に実践するために、日々の検証をこまめに行ってきた結果が再選をもたらしたように私は理解しています。
マニフェストでも公約でも用語は良いですが、日々の検証を市民と共に怠らずにやって欲しいと願っています。
また、各会議の議事録は原則公開をして欲しいものです。
「マニフェスト活用 首長選では有効」との見出しで、「 国政では「うそつきの代名詞」と批判を浴びたマニフェストが、地方の首長選ではアピール材料になっている。首長は予算配分や決定権限が強いため、数値目標などによりリアル感があり、有権者の関心も冷めないようだ。・・・・」と、大変興味深い記事でした。
さいたま市の市長清水勇人市長は、昨年の5月の市長選挙ではマニフェストの高い達成度を訴えて再選したそうです。
同市長は、2009年の市長選挙で138の重点事業をまとめ、毎年何度も市民らの点検を受けてきました。
例えば、任期中の目標では、認可保育所の定員を1100人増でしたが、実績は1638人増、現場訪問を400回実施の目標でしたが、実績は438回実施したそうです。
また、昨年5月に再選した千葉市の熊谷俊人市長は、「市債残高を400億円以上削減」を主張し、マニフェストを示して、市民と蜜にやってきたことが当選につなかったと語っています。
確かに、市長は予算配分や決定権限がかなりあるので、私たち市議の選挙とはかなり趣が異なるのは当たり前です。
ところで、我が浦安市長は4年前の市長選挙でどんなマニフェストを掲げたのでしょうか?
どうも、マニフェスト選挙を批判しているように思えます。
市民との約束 PROMIS 2010のなかで以下のように書いています。
「市民との約束について~「政策は命!」~
ここ数年、あれほど脚光を浴び、選挙公約の実現に期待を持たせた「マニフェスト」が、今や色あせて見えます。
それは、選挙を戦う者にとって最も大事な「有権者との約束」が、実は実現の可能性が低いものであったり、いとも簡単に修正しようとするその姿勢にあると、私は思っています。
「マニフェスト」が必ず実行しなければならない政策の公約ではなく、とりあえず政権を取るための「仮の約束」になっていることを、「政策こそ政治家の命」と信じ、市政を担ってきた私としては非常に残念に、また悲しく思います。
選挙とは政策論争であり、有権者と政治家の「信用と信頼」の結果なのです。
私がここに掲げた公約は、浦安全市民との約束であり、必ず、着手・実行するものです。
私たちのふるさと浦安市の確かな未来のために、政策を競い合う選挙戦にするのは、私たちの責任です。」
(ここまでが引用。)
私的には、今年秋の選挙はマニフェストで戦う選挙を望んでいますが、現職市長は今回もマニフェストではなく「公約」で戦うのでしょうか?
でも、上記朝日新聞の記事に出てくる市長は、決してマニフェストを「とりあえず政権を取るための「仮の約束」としているとは思えないのですが・・・。
寧ろ、マニフェストを忠実に実践するために、日々の検証をこまめに行ってきた結果が再選をもたらしたように私は理解しています。
マニフェストでも公約でも用語は良いですが、日々の検証を市民と共に怠らずにやって欲しいと願っています。
また、各会議の議事録は原則公開をして欲しいものです。