昨年11月2度にわたり事業者向けに説明会を開催しています。
その時の議事録(?)を開示請求して取り寄せていますのでご覧ください。
11月8日
説明会での主な質問及び意見
・大型店舗の面積比率が浦安は高いと思うが、ダイエーが出店することによる影響を市はどのように考えているか?
・事前に広報がされていない。 再開発の種地と思っていたが?10年が暫定か?
・現在は駐車場であるが、収入はどれほど増えるのか? また、近隣商業者への影響は?
・今の駐車場の一部を使えば猫実保育園の建て替え等は行えるのではないか。ダイエーに頼むことが必要か?市独自で行うつもりはなかったのか?
・売り場面積や営業内容、また、テナントが入るスペースがあるのか聞きたい。
・新聞報道では、赤字とのことだが、新浦安店や南行徳店もあり、自社競合は起らないのか?
・1O年後の引き渡しを要求した場合応じるのか? 市有地を貸すことは大変なことで、ダイェーとしては半径1Km位の同意を取り付ける義務があるのではないか?
・交通問題もあると思うが、一般市民の反応はどうですか?
・駐車場が、来客者で一杯になってしまうのでは?
・営業時間と年商は?
・食料品以外の営業は?
・第三者に貸すことによる営利事業を認めるということですか? 市が保育園を経営する方が良いと思うが。
・ダイエーの出店に不安を抱いている人はいる。そういう人を見捨てるようなことはしないでほしい。
以上、これらの質問に対して、市及びダイエーより説明をした。
皆様のご意見を商工会議所及び商店合連合会において吸い上げて、市及びダイエーに伝えていくこととした。
次回の開催は、11月15日までに調整して通知する。
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11/22
・市より「北栄三丁目市有地」貸付についての経緯について説明
・(株)ダイエーより「出店計画」について説明
今回は、前回、出席していない方もいるので、再度説明を行なった。
説明会での主な質問及び意見
・この用地は駅前再開発の代替地であると聞いている。これがいつどのように変更になったか?
駅前の商店や市民にお知らせをしているのか?
・契約期間かおり、売上げ目標があると思う。この目標等々が達成できない場合は、撤退か短くなり、内容が変わることかあるのか?
・10年後に土地を返すと言うことだが、その中で保育園運営に支障がないのか?
・ダイエーの提案の前に、何件か提案があったと言うことだが、商業施設の提案だけであるので断ったとのことですが、条件として保育園の協議は行ったことがあったのか。
・借地面積は何㎡? 延べ床面積が何㎡ですか? 各フロアーの面積を教えてください?
・ダイェー利用者駐輪場が無料ならば、ダイエーの駐輪場に駐輪する。駅前にも駐輪場あるが、多くの人がダイエーの無料に止めて駅前に人がいなくなるのでは? 商圏は?
・やなぎ通りから右折進入を禁止するのならば、住宅街に影響が出るが交通渋滞についての考え方は?
・地元の商店の方々は市有地を貸すことに反対している。商工会議所はどう考えているか?
・説明会は今日で終了か。
・商連会長にも話したが、この説明会の状況を聞いていると、議会には報告しかしていない。議会に対して皆さんで請願書の提出してもらいたい。
以上、これらの質問に対して、市及びダイエーから説明を行った。
商工会議所には、2000以上の事業者がいる。今までの段階の中で、部会とかアンケユトとかを行った中で全てが反対ではない。例えば町での人の流れが変わるとか、子供にとって良いとかの意見もある。市の方とつめて、皆さんの意見を集約し、問題点や皆さんにとっての有益性、浦安にとっての将来像を含めて検討してはどうか。いろいろな方かいますので意見のまとめは難しいが、行っていきたい。
次回の説明会は必要であれば開催するかもしれない。2度の説明会で意見の集約はできたのかなと思っている。
今後は、意見等があったら各団体でまとめて、商工会議所経由で、市に伝えていく。
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昨年10月27日、市川よみうりが「北栄の市有地にスーパーと保育園 浦安がダイエーに暫定貸与」として、以下を報じています。
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浦安市は、保育園などをスーパーに併設する開発・土地活用計画を提出したダイエーに同市北栄3丁目の市有地を賃貸借し、元町地域の子育て支援環境を充実させる。東西線浦安駅前の再開発と元町地域の市街地整備事業に活用する土地だが両事業とも進展がないため、ダイエーの提案に基づいて20年間貸与する。賃貸借はあくまで暫定的な活用とし、両事業で同地が必要になった場合、契約は10年で解除できる。今月中に覚書を締結し、年度内に土地賃貸借契約を締結する予定。
同地はやなぎ通り沿いの北栄3丁目771番で、浦安駅から直線で約400㍍に位置する。敷地面積は約5300平方㍍。平成12年にオリエンタルランドから元バスターミナルの土地を市街地整備事業のための用地として市が取得した。その後、駐車場と市営駐輪場として暫定活用している。
整備する建物は現在のところ、地上3階建てで、施設は1階が駐車場と駐輪場、園児送迎バスの発着場、2階が食品スーパー、3階が保育園と子育て支援施設の予定。
同社は今年3月、開発・土地利用計画を同市に提出。これまでも同地の活用について提案する事業者はいたが、地域の課題解決に結びつく具体的な提案をしたのは同社のみ。そのため、市は一般競争入札ではなく、随意契約を結ぶ予定。
同市では現在、待機児童対策について市営ではなく、市有地への民間事業者の誘致や認証保育園制度で対応。市内には待機児童が減少している地域があるが、元町地域は保育ニーズが高い。こうした背景から同市は同社の提案を、保育園整備のほか、震災後の財源確保、高齢者の買い物支援、地域活性化などを理由に、「市のまちづくりに寄与する」として受け入れた。市によると、同社は高齢者買い物支援のソフト面での対策、スーパーの店員や保育士などの市内雇用も検討しているという。
一方、浦安商議所と市商店会連合会が同市有地周辺の160事業所に対して行ったアンケートによると、ダイエーの出店が商売に影響するなどの反対意見だけでなく、人の流れが変わると期待する賛成意見も、それぞれ多数あったという。なお、同商議所と同市商連の要望に応じ、ダイエーは地域商業者向けの説明会を大店立地法に基づく県への届出の前に行う考え。
(下線は広瀬が引く)
(※昨年11月9日と22日の二度にわたり説明会が行われました。そこには、市民経済部×4名、都市整備部×3名、ダイエー×3名が出席しています。その時の議事録は、後程UPします。)
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また、本年5月11号では以下の内容を報じています。
「契約破棄、地域配慮を」
ダイエーへ市有地貸与に異論
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浦安市が東西線浦安駅周辺の元町再整備事業に活用する用地として取得した市有地を大手スーパーのダイエーに賃貸する定期借地権の予約契約を1月に結んだことに対して、市議会や商店主などが目的外使用や地域商業への影響、同社側に有利な条件などを問題視し、地域への配慮や契約破棄を求めている。元町にはない広い公園の整備を求める声もある。市は本契約を5月末までに結ぶ。
同地はやなぎ通り沿いの北栄3丁目で、市営駐輪場と民間事業者の駐車場がある。元町再整備事業は進んでおらず、保育園などをスーパーに併設する開発・土地活用計画を提出した同社に、市は随意契約で賃貸する。
予約契約書によると、土地引き渡しは6月1日。同月中に着工し、8月に市営駐輪場を敷地北側に移転・運用。来年3月にスーパーが開業、同4月から市立猫実保育園が大規模改修工事を行う際の代替施設として1年間入居、翌平成27年4月から民間事業者が保育園を開園。定期借地権の期間は20年間でスーパー営業期間が対象だが、開業準備と土地返却までの期間を含めると最短約21年間。
同地の面積は5288・9平方㍍(1600坪)で、同社が支払う賃料は営業期間中が月額420万円。駐車場として現在賃借中の事業者の賃料同310万円よりは高額だが、市場価格に比べれば安価。開業準備期間約9カ月間の賃料はさらに安い同120万円。市は「営業前で、建設費がかかるため、固定資産税相当額とした」と、同社への配慮を示す。土地返還の期限と、その間の賃料の記載はない。
対して、猫実保育園が入居する1年間、市が支払う賃料は同388万円。同園の賃料は、市場価格と地域の民間保育園が支払っている賃料を考慮して決定。相殺すると、同社は月32万円で市有地を賃借できることになる。
市が同市有地の賃貸を決めた理由は、大規模改修を行う同園の代替施設になることと、待機児童対策として保育園の設置計画があるため。市は「代替施設をリースすれば5~10年の契約が必要で、費用は1億円から1億5千万円ほどかかる。猫実保育園の改修は長年の懸案事項。その課題を解決できる」と説明する。
商店主と市民が元町の活性化を目的に組織した元町発展委員会は同契約に反対。「税金で購入した市有地の目的外使用。第3者に転貸できることと、市が譲渡する際の第1位優先交渉権を同社に与えていることは不自然で、ダイエー側に有利。元町の活性化、被災時の避難場所として、緑あふれる市民公園を整備してほしい」という。
元町の商店会8会なども反対し、「内容に疑義がある。予約契約の破棄を求める」とする陳情書を松崎秀樹市長に提出。「周辺の商業者に著しく悪影響を与える。地元商店への配慮が見えない」と訴える。
市議会が全会一致で議決した意見書では「再整備と地域への影響を十分検証し、関係団体などの意見を尊重し、結論を出すよう強く要望する」という。
市は騒音や交通渋滞の懸念については「施設整備で進めたい」、地域商業への対応については「扱う商品が地域商店の営業に悪影響を与えないよう、ダイエーと協議している」とする。
(2013年5月11日号)
本日予定通りに市民による新庁舎建設反対、ダイエー進出反対の意思表示が市役所前で行われました。
午前11時から午後3時の合計4時間です。マイクで参加者が思い思いのことを話し、また、時にはシュプレヒコールなどで訴えました。
私は2時から議会運営委員会があったので、途中で抜けたりしましたが、それ以外は現場で終始市民の方たちのお訴えに耳を傾けさせて頂きました。
参加者数40名(主催者発表)
幟旗は合計24本立ちました。
市役所前に市民が集合して意思表示するこんな光景は、浦安の歴史始まって以来の事ではないでしょうか・
新しい歴史の1ページが開かれたのでしょう。
今月25日には、元町をこの幟旗を持って練り歩きをするそうです。だんだんと市民に事の重大さが浸透して来ています。
東西線駅近くにも、ダイエー進出反対の幟旗があるというので見てきました。
以下は、問題の駐車場です。
ここにダイエーが出来る予定です。
現状は以下の形で使用されています。
ダイエーに市有地を貸すことについて、三月議会では全会一致で市に意見書(要望書)を提出しました。
要望した主なもの:
・旧市街地整備への影響、周辺商店、地域への影響などの検証
・不断の話し合いを行い、関係団体等との意見尊重
でも市はまさか「議会の議決には拘束されません」なんてことは言わないでしょうね。というより言える訳がありません。
何故ならば、昨年6月議会で災害モニュメントを作るのを止めて欲しいとの請願を議会が否決したことを引き合いに出して、9月議会で市はこんな答弁を行ったのです。
「前回の議会の中でも請願が出され否決されたということですので、予算にも計上してございますので、粛々と事業を進めていこうということで考えております。」
つまり、議会が「モニュメントを作るのを止めて欲しいとの請願を否決した」ことも、事業を進める一つの理由にしたのです。
裏を返せば、議会があの請願を可決していればモニュメントとして残すことはしなかったと思われます。
議会の議決(モニュメントを作る必要なしとの請願を否決した議会)を大変尊重したのです。
9月議会では議会の意思を尊重したのに、この3月議会の意思、それも全一致での意思を重んじないのであれば、全く整合性のない市政だということになり、ますます市民の信頼がなくなります。
自分たちに都合のいい時だけ「議会を引き合いに出す」なんてことはしてはいけません。
※昨年9月議会で市民からの請願否決は「全会一致」ではありませんでした。20名の市議のうち、6名の議員は請願に賛成しましたが、賛成少数で否決されました。今回の意見書は、反対者ゼロ、つまり全会一致による議会の意思です。全会一致に至らない請願ですら市は大変重んじてくれたのです。今回は全会一致ですのですので、より重く受け止めて欲しいものです。
しっかりと議会の意思を尊重して欲しいものです。
クリック議会の意見書
(強風が吹いていたので、上手く撮れませんでした。)
北栄の1600坪をなぜダイエーに貸すのですかとの疑問を投げかけている地元では、反対の意思表示を幟旗で行っているとのことが水野議員のブログに書かれてありましたので、私も早速見てきました。
ありました、ありました・・・。これでも市は強行するのでしょうか?
強風が吹いていたので、上手く文字を撮れませんでした。済みません!
以下は問題の駐車場周辺の幟旗です。
ここでも市民の声を無視した行政が展開されています。
高洲中央公園災害モニュメント、スワンカフェ&ベーカリー追い出し(敢えて「追い出し」と表現しました。)に続く新たな問題が浮上してきました。
クリックすると拡大します。↓
クリック北栄の1600坪をなぜダイエーに貸すのですか