恐ろしいほどに唸りを上げて激しく吹き荒れる季節風。
空も陸も交通機関は終日乱れっぱなし。
構造に緩みがでた家の中を、建具をガタガタ揺らしながら裏から表へ風が通り抜けた。
午後4時12分、北緯39.7度東経141.2度、盛岡における日没時刻は底を打った感がある。
夜明けが早まるのはまだ1ヶ月先だが、季節を構成するひとつの節目を迎えた訳でもある。
このあと半月も経つと昼夜比が逆転方向に変化、夏に向かって季節は緩い勾配を昇りだす。
したがって夏型人間のオラにとっては一年で最も嬉しい日が「冬至」である。
6ヵ月後の暑い陽射しを浴びてアユと対峙する姿が見えてくればこそ、今始まったばかりの北国の厳寒にも耐えられると言うものである。
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