アユが終わって10日目、そろそろ禁断症状が現れてきた。
無性に釣りがしたくなったオラは、急いで道具を積み込み西和賀へと走る。
和賀の山塊も尾根筋は微かに黄ばんではいるが、錦秋湖周辺は未だ夏色のままだ。
11:00、5ヶ月ぶりに見る廻戸沼はもじり一つ見えない静寂。
こぼれエサにジャミは群がっても、支度の最中に一度も大きな波紋を見ることがなかった。
はたしてヘラは居るのだろうか・・・、半信半疑のまま釣り台に着座。
10尺セットの宙、食わせは力玉の黄。
浮子は直ぐに動き出すも、集まってきたのはどうやら2年魚か当歳魚か。
何度かハリス長、エサ、タナを調整するも、延々と2~3寸の小ベラの猛襲を受け続けるオラ。
開始1時間半、次第にやる気が失せ、集中力が途切れる。
と、突然巨大ウロコのスレ、はっと我に返り浮子の動きに神経集中。
しかしその後も時折小気味良い引きで上がってくるのは小ベラばかり。
なんとなく気配は感ずるものの、結局「ボ」を以って最初のエサが尽きる。
両ダンゴの宙に仕掛けを替える。
途端に8寸の美しい魚体が乗って嬉しいボ抜けは開始から2時間半が経過。
が、本命はそれっきり、再び小ベラとジャミの猛襲に変わる。
待てよ・・・と底釣りに切り替えてみる。
途端に9寸が乗るも、その後はスレが2枚あったきりで、全層を小ベラに占拠され釣りにならぬまま、15:00釣り座を畳む。
かくしてへら釣り後半戦は、あまりにも酷すぎる貧果でのスタートを切った訳で・・・。
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