除夜の鐘を聞く頃から強まった風は、湿り雪を伴って一晩中吹き荒れた。
太平洋岸はさらに大荒れ、実家の裏山の杉の大木がかなりなぎ倒されたらしい。
心配していた娘夫婦のドライブ旅行は、滋賀県内で高速道の通行止めに遭遇しながらも、とりあえず岡山には辿り着いたようだ。
そんな一夜が明けると、まるで嘘だったかのような静寂が訪れた。
東の空が黄金色、雪雲の切れ目からは青い空。
重いベタ雪だっただけに、積もる一方でどんどん融けては流れ出す。
あれほどの吹雪だったにも拘らず、逆に積雪は嵩を減らしていた。
主要道もまだいたるところで通行止めはあるものの、2011年は穏やかな元旦で迎えた。
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