一晩中荒れ狂っていた風雨は朝方には上がった。
まだ垂れ込める黒雲の切れ目からかすかに夏空も覗くまずまずの天気。
しかし強い風は残り、長竿の操作には難儀しそうだ。
さらに鬼怒川情報はと見れば、今朝になっても増水は続き、予定していた釣行を断念した。
しからばこの状況下でも可能の水域を求めて那珂川上流部へ。
本流の濁りは支流余笹と黒川からのもの、本流寒井は充分に釣り可能であった。
早速支度を整え、2日目の釣りが始まった。
増水による水温低下から、午前中の追いは活発とは言えず、激戦区ながらサカナの気配は濃厚なのに釣況は決して芳しい訳ではなかった。
オトリサイズは滅多に出ず、ポイントを外すと10センチにも満たない天然アユが連発する。
その上、猛烈なアオノロとの戦いに辟易し、みるみるオラの意欲を低下させる。
それでも午後のひと時、荒瀬の中から17~18センチクラスが連荘で来ると、1年ぶりで爽快な気分が戻ってきた。
そして楽しい時間は瞬く間に過ぎ、帰路につく刻限。
大田原に足を伸ばし、美味い飯を腹いっぱいに詰め込み、小雨に煙る東北道を北上した。
日付が変わって00:30、オラたちは無事北上ICを下りたのであった。
岩手は久々の本格的降雨、これでカラカラだった県内河川も幾分かは蘇ることであろう。
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