ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

リンの摂取

2024-08-09 16:15:56 | 健康

自治医科大学分子病態治療研究センター抗加齢医学研究部教授で、『図版 腎臓が寿命を決める』の著者である黒尾誠氏が警鐘を鳴らしています。

「リンは骨を作るために必要不可欠なミネラルであると同時に、摂取しすぎると腎臓を急速に衰えさせてしまうので、取り扱いに気をつけなければならない栄養素でもある」と。

しかも、我々は普通の食生活を送っているだけで、知らぬ間に一日の必要量のなんと3倍も過剰摂取しているそうです。

尿を作っている臓器というイメージの腎臓ですが、流れてきた血液をろ過しながら、必要なものは貯蔵し、不要なものは尿として排出する―いわば体内環境を健康に保つ「管理人」という重要な役割も担っています。

リンはカルシウムと働きが似ており、骨や歯を作るために欠かせない成分です。

また細胞膜の生成や神経伝達にも関わるなど、身体の中で重要な活躍を見せています。

ファストフードや清涼飲料水、コンビニ弁当などは食品添加物を多く含むそうです。

残念ながら偏った食生活の影響で、リンがたまってしまい、自分の寿命よりも先に腎臓の寿命が尽きてしまったら人工透析をしなければならない。そのような患者が増えているのが現状です。

リンが体外へと排泄されないで、体内で必要以上に滞留してしまうと、「ビタミンDの働きが阻害される」という弊害が起きます。

腎臓は30代をピークに、容積が減少していきます。

しかも、ただ小さくなるのではなく、過剰摂取した大量のリンを尿中へ排出するために、必要以上にネフロンが傷つけられてしまい、腎臓内部の組織が壊れたり、硬くなったりして、やがて機能が失われてしまうそうです。

腎臓も肝臓もまた自覚症状が出にくい臓器なので厄介ですね。

 

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