地獄のような暑さが続く昨今、服装に関する対策だけでは、もはや「焼け石に水」に感じられます。
「黒は熱を吸収しやすい」というイメージがあり、日差しが特に厳しい日は「黒い服を着ない」という人は多くあります。
しかし「黒い服が光を吸収する」のではなく、「光を吸収するから黒い」というのが正しいそうです。
トマトを例にとると赤以外は吸収され、赤は反射されるということが起きます。
そうなると、その反射された光が目に入って「トマトは赤い」というのが見える訳です。
これはキュウリにしても同じです。キュウリは、緑の光を反射するんです。
その反射された光が目に入るから、キュウリは緑に見えるんですね。
要するに、ものの色は吸収されなかった色という訳です。
そんな中、黒は全ての光の色を吸収してしまうので黒く見える訳です。
そして光のエネルギーによって温度が上がります。
白、黄色がいちばん低く、少し高いのがグレー、赤だそうです。
白色のシャツが気温と同じ30℃なのに対し、黒色や深緑色のシャツは50℃を超え、その差が20℃以上に・・・。
熱中症対策にはこまめな水分の補給などさまざまな方法がありますが、外へ着ていく服の選び方でも熱中症対策になることがよくわかります。
紫外線を避けるには黒い色の服がいいとされますが、熱中症を避ける為には太陽光を受けても温度の上がりにくい白い色の服がよさそうです。
気温が上がる事が確実な日は黒い服の色を避け、安全な白いシャツを着て出かけましょう。