空を見上げれば今にも雨が落ちてきそうである。
そんな中、Tさんと久しぶりに会った。
「あちこち不具合が出てきてしゃがむのが辛く、しゃがむと後ろに倒れそうになる」と話していた。
昔は和式トイレでしゃがみ、畳の上で正座やあぐら姿勢になる、砂利道などを歩いたりする事があった。
しかし、現代では洋式トイレになり、椅子に座る時間が増え、アスファルトの平坦な道を歩くなど、昔に比べて足の刺激や可動性が減少した事が考えられる。
しゃがめなくても日常生活に支障をきたすことはないと思う。
しかし、しゃがむ動作は股関節・膝・足首を曲げる動きになるので、動きが鈍くなると関節などの代わりに腰を過剰に使ってしまい、腰痛を招いてしまうようだ。
また、しゃがむ動作は体が前後に倒れないようにバランスをとりながら安定した位置にお尻を下ろす動きで筋力・柔軟性・バランス感覚を保つという意味でも大切である。
筋肉には表や裏、内や外、インナーとアウターなど表裏関係があり、このバランスが重要になるのだ。
まだ辛さを味わっていない私は彼女の話を聴いて、今日から下半身の関節ストレッチをしっかりやって行こうと思った。