エッフェル塔を中心としたセーヌ川とパリの街並が舞台のオリンピック開会式は何と気高く美しかった事か・・・。
長い時間、テレビを観るのが苦手な私も映像の美しさにすっかり魅了されてしまい、拍手を送った。
世界中の人が、この式典を観ながら世界の平和を願った事でしょう。
今日は広島の平和記念式典。
原爆投下による被爆者の人数は約56万人にも上る。
また、わずか3日後の1945年8月9日には、長崎市へも原子爆弾が投下された。
日本も綺麗な街並み、多くの命が奪われた場所が今平和記念公園となっているのです。
今でも平和公園の地面の下には焼け野原になった地層が残っています。
平和公園は〝ただの公園〟ではないのです。
原爆は核兵器と名前を変え、現在でも世界に15,000発近く未だ存在しています。
今、起きている問題です。
ロシアのウクライナ侵攻や、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃が続く世界情勢が国家間の疑心暗鬼を深めていると多くの人が批判しています。
式典では市民社会に「核抑止力に依存する為政者に政策転換を促すことができるはずだ」と呼びかけ、結束して行動を起こす必要性を強調しました。
ある沖縄の研究者が、不注意で指の形が変わるほどの水ぶくれの火傷を負い、のたうちまわるような痛みに苦しみながら、放射線を浴びた人などの深い痛みを、自分の痛みと重ね合わせて本当に想像できていたか、と述べていました
核兵器をはじめ、自然災害、紛争、人種差別、貧困そして新型コロナウイルスなどによる不安のない、より明るい未来を願って、いつもの平和な日常が戻っていますように・・・。
地球の温暖化防止対策ももっと進んでいますように・・・。