WEBもSNSもない時代の情報源は「新聞」であった。
さらにさかのぼれば「かわら版」になるだろうか。
30年前は紙媒体の新聞・雑誌を読む人が大半を占めていた。
今昔のテレビドラマでよく見たシーンを思い出している。
家庭内の煩わしい出来事など、気にはなるけれど「ワシは知らんもんね。」というような態度をして、顔を隠すように新聞をいっぱいに広げて読んでいるようなポーズをしているおとうさんの姿。
これがコメディだと新聞がさかさまだったりお茶をこぼしたり、たばこを反対に咥えて「アチチ」と言ったり・・・。
現在ではこの時間を何に費やすかといえばスマホをいじる人が圧倒的多数派。
仕事や家庭、趣味などで時間が限られており、新聞を読む時間が確保できない人たちが多い。
情報・通信革命が本格化した20世紀末以降、紙の新聞を定期購読する人は減少を続けている。
総務省の調査によると、65歳以上の世帯では新聞購読率が80%を超えるのに対し、20代では40%程度に留まっているそうだ。
新聞を取らない家庭の子どもたちは、新聞を通じた学びや情報収集の機会が少なくなるため、言語力や知識の向上が遅れる可能性があるという心配ネタも聞く。
新聞を読むことで、子どもたちは新たな単語や表現を学び、言語力が向上する。
又新聞記事は様々な分野の知識が網羅されており、信頼性の高い情報から幅広い知識が身につく。
新聞記事を通じて時事問題や社会情勢を理解できることなど将来的に社会や学問に対する理解が深まるそうだ。家族や友人との会話のネタにもなる。
新聞を読む習慣の有無と子供の学力に相関関係があることが統計上明らかになって来ていると言う。
新聞を購読しなくても、SNSやアプリの活用などインタ~ーットでの情報源で幅広い情報を簡単に得ることができる。
そして映画や音楽、ゲームなど多様な娯楽が手軽に楽しめる現代では、新聞を読む時間を他の娯楽や趣味に充てる人が増えているのだ。
ただ情報の信頼性が低いことや、偏った情報が拡散されるリスクがあるのですべて信ずることなく注意する必要もある。
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