日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
心の除染という虚構・30回
心の除染という虚構
30
第一部・分断
2011年6月6日、午前10時35分。
枝野官房長官室。
出席者 枝野官房長官、福山官房副長官、伊藤危機管理監、菅原局長、西本技総審、森口文部科学審議官他。
『伊達市と南相馬市の線量の高い地域についての議論(メモ)』抜粋
○福山副長官:無理矢理計画的避難地域にすることが必要ではないと思うが、面でないので経過観察とした、てんで本人の希望を聞くか、避難して欲しいというメッセージを出す必要があるのでは。
何で居てよいかと聞かれて答えようがない。
伊達の場合は小学校がある。
○森口文科審:伊達の小国小学校は表土を削った。
○枝野長官・福山副長官:出て行ってもらって良い。強制はしない、安全サイドに立って。
○伊藤危機管理官:区域の避難ではなく、個別の避難。
○枝野長官:政府としては、安全の観点から、20ミリシーベルト前後なので大丈夫だが、安心の観点で情報提供をして避難を希望する方には避難して頂く、というラインでどうか。
○福山副長官:伊達の小学校は開けておいて良いのだろうか。
○枝野長官:子どもの避難は強く促す。学校は除染して学校の周りが低ければ良いし、周りが高ければ避難を促す。20ミリシーベルトの境目は柔軟に対応する。
1 見えない恐怖
激震はまず小国を襲った。
始まりは、降ってわいた様に小国にマスコミが大挙して押し寄せたことからか。
それとも、1枚のファックスが伊達市に送られてきたことか。
2011年6月3日文部科学省からのファックスが伊達市に届いた、この日、文科省は放射線分布マップを公表したが、その結果、伊達市内で年間線量が20ミリシーベルトを超える地域があることが明らかになったのだ。続く
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