goo

さすが 大和太郎!!

さすが、山本太郎!!

  9月11日・第四次安倍内閣の第2次内閣改造について、談話が出ていないのは「れいわ」だけだと言われたのでコメントします。

出涸(でがら)しお友達内閣に関してのコメントは特にございません。

そんなことより、千葉の復旧に政府として全力で取り組んでください

 さすが山本太郎!!これぞ総理の器!!(←永人)

 

 

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

心の除染という虚構 28

心の除染という虚構

28

 富成地域は、年間20ミリシーベルトを超える地点があるとされ、『特定避難勧奨地点』が設定されることになる地域だ。上保原は、後に詳述する区分けによればBエリアだ。

真理は高濃度の汚染をもたらした放射性物質が降っている真っ只中に、その場所を身一つで歩いていた。

4月10日段階だが「だて市政だより」5号に於いて、『市内小中学校の放射線量測定値』でこのような数値が記録されている。

上保原小学校2・62マイクロシーベルト

柱沢小学校 3・80マイクロシーベルト

富成小学校 5・14マイクロシーベルト

  真理は自分のすぐそばに、高い放射線量を放つ放射性物質があるとは夢にも思わない。目の前に広がるのはいつも通りの風景なのだ。「原発周辺からこっちへ避難してきているわけだから、ここは安全なんだと思いました。

原発が爆発したらどうなるかという知識は何も無いですよ。せいぜいチュルノブイリは大変だったという程度。私たちの地域はそもそも原発がないのだから分からないですし、同心円から離れているから大丈夫だと思っていました」

 この時期、茨城にいる兄から『保原は放射能大丈夫なのか』と電話が入ったが真理はこう答えている。「みんな普通にしているよ。水汲みしたり、普通に歩いているから何ともないよ」

真理は時間の許す限り、父の病院に見舞いに行った。

「仕事の事、父のこと、そして子供に家事と、毎日何が何だかわからないまま、日々が過ぎていきました。それで一杯一杯だった気がします」

それでも家を留守にする時には、子どもたちに「できるだけ、家の中に居るように」と注意をして出かけた。

「何処からか、余り外へ出ない方がいい。と聞いたので、息子はインドア派なので、家でゲームをしているからいいのですが、娘はさーっと外に出ちゃう。外で遊ぶのが大好きな子で、『家の中に入っていないとダメだ』と言っても親の目を盗んで、外に行っちゃうんです」

 家の周りには田んぼの灌漑用水が張り巡らされ、水路に網を突っ込んで「ガサガサ」するだけで、面白いように魚やザリガニが引っかかる。小さい時から詩織はこうした遊びが大好きだった。川崎家の水槽には、詩織が採ってきた魚やザリガニが飼育されている。大好きな川遊びは原発事故後もこっそり続いていた。

20日には父と一緒に、詩織は家の庭で芝生の種をまいた。

「お父さんが地震で会社が休みになって暇だから、芝生でも植えようって。娘も喜んで土いじりを手伝った。

まさか、こっちへ放射能が来ているとは思いもしないし、避難の指示もないし、今となればもう笑うしかないですが」 続く

 

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )