yoshのブログ

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故郷を離るる歌 吉丸一昌

2022-03-09 06:29:08 | 文学
故郷を離るる歌は、ドイツ民謡「最後の夜」または「別れ」を原曲として、日本文学者の吉丸一昌が翻訳・作詞して、『新作唱歌 第五集』(1913年7月出版)に発表した別れの歌です。それ以来、今でも広く愛称されています。ドイツ中南部のフランケン地方の民謡ともされていますが、今では原民謡はよく知られていないそうです。 

園の小百合、撫子(なでしこ)、垣根の千草。
今日は汝(なれ)をながむる最終(おわり)の日なり。
おもえば涙、膝をひたす、さらば故郷。
さらば故郷、さらば故郷、故郷さらば。
さらば故郷、さらば故郷、故郷さらば。

つくし摘みし岡辺よ、社(やしろ)の森よ。
小鮒釣りし小川よ、柳の土手よ。
別るる我を憐(あわれ)と見よ、さらば故郷。
さらば故郷、さらば故郷、故郷さらば。
さらば故郷、さらば故郷、故郷さらば。

      此処に立ちて、さらばと、別(わかれ)を告げん。
      山の蔭の故郷、静(しずか)に眠れ。
      夕日は落ちて、たそがれたり、さらば故郷。
      さらば故郷、さらば故郷、故郷さらば。
      さらば故郷、さらば故郷、故郷さらば。
コメント
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