yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

真空管アンプ

2019-10-09 07:07:29 | 科学
音楽ファンにとって、CDを良い音で再生するオ-ディオアンプは欠かせない装置です。現在はトランジスタ-アンプが主流ですが、かつては真空管アンプという物がありました。ラジオ少年であった私も、五極真空管6AQ5を使ったアンプを組み立てました。また、成人した後、今でも名機と言われるラックスマンのSQ-38u(写真下)を求めて愛用しました。真空管アンプの「どこが、いい」と思われるかも知れませんが、「音が丸く澄んでいる」と、マニアには評判が高いのです。これは中・高音域の音声の周波数特性が絶妙なので、バロック音楽を聞くのに良いとか、歌手の息づかいや息の湿り具合まで分かるという評もあります。一方、トランジスタ-・アンプは低音域の周波数特性に強みがあるといわれます。良い音を聞くにはスピ-カ-の選択と聞く部屋の構造も大いに重要です。オ-ディオ・マニアであった友人のH君は、学生時代、真空管アンプとトランジスタ-アンプを比較して、「真空管は生来の美人、トランジスタ-はブスに厚化粧」と語っていました。後に彼は音響工学の権威になりましたが、惜しいことに過日他界しました。

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