yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

厳しい修行

2019-10-17 06:17:04 | 文化
仏教では、悟りを得るために、厳しい修行がなされています。達摩大師は西域の洞窟で壁に対座して瞑想すること九年を費やしたといわれています(面壁九年)。比叡山・延暦寺にも厳しい修行があり、それは常行堂というお堂で行われています。堂内には阿弥陀仏が安置されており、ろうそくだけがともる薄暗い場所です。阿弥陀仏のまわりを「南無阿弥陀仏」と唱えながら90日の間回る修行で、食事と沐浴は許されていますが、横になって眠ることはできないという、まことにすさまじい修行です。「常行三昧」といわれ、修行で朦朧となった意識の果てに仏様が出現することもあるそうです。また比叡山に12年間籠り、俗世間との関わりを全く持たない修行もあります。その外にも、比叡山近辺の山を千日間歩き続ける千日回峰行という修行もあります。凡人には、到底耐えられないと思える修行ですが、これを終えた僧侶は新境地を開き、尊敬されるということです。


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