理化学研究所の森田チームは、第113番目の元素を初めて発見しました。既にこの元素の命名権を獲得していましたが、ニホニウム(NIHONIUM)、Nhを6月8日に国際機関であるIUPACに提案しました。欧米以外からの元素の発見は初めてのことです。ニホニウムが元素の周期律表に載ることは、とても名誉はことであり、ノーベル賞受賞クラスの快挙という人もいます。森田浩介九州大教授等の実験は、原子番号30の亜鉛に、原子番号83のビスマスを高速で衝突させ、核融合のような反応を繰り返し行い、遂に、新元素の発見に到ったということです。不成功が続く日々において、113円を入れた小袋を沢山用意して、神社に行くたびに113円を供えたというエピソードもありました。「人事を尽して天命を待つ」心境であったそうです。森田教授は、教科書の周期律表の中に日本にちなんだ名前、「ニホニウム」を子供達が見ることにより、科学への関心を少しでも高めてくれることを期待していました。なお、このたび、115、117、118番目の元素もロシアやアメリカが発見しており、登録される予定です。
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