将棋の羽生名人に挑戦する挑戦者決定戦が大詰めを迎えています。去る3月1日にA級(八段クラス)10人による順位戦の最終回がありましたが、この1年間の成績上位者・4人が6勝3敗で並びました。行方尚史八段(A級2位)、渡辺明二冠(A級3位)、久保利明九段(A級7位)、広瀬章人八段(A級9位)です。これから上記4人による決定戦が行われますが、4人で決定戦を争うのは、23年ぶりということです。日本将棋連盟の慣例では、パラマス・トーナメントで戦われます。すなわち、4人を順位の上位から仮にA,B,C,Dと名付けますと、まずDとCが戦います。この勝者がBと戦います。この勝者がAと戦い、最終勝者が名人位挑戦者となります。
戦の勝率を一律1/2と仮定しますと、
Aが優勝する確率は1/2 (1勝でいい)
Bが優勝する確率は1/4 (連続2勝が必要)
Cが優勝する確率は1/8 (連続3勝が必要)
Dが優勝する確率は1/8 (連続3勝が必要)
順位が上の者を優遇する制度ですが、慣例となっているようですが、確率の視点からは、かなり偏ったトーナメント方式です。誰が勝ち残っても皆、名人位初挑戦になります。
戦の勝率を一律1/2と仮定しますと、
Aが優勝する確率は1/2 (1勝でいい)
Bが優勝する確率は1/4 (連続2勝が必要)
Cが優勝する確率は1/8 (連続3勝が必要)
Dが優勝する確率は1/8 (連続3勝が必要)
順位が上の者を優遇する制度ですが、慣例となっているようですが、確率の視点からは、かなり偏ったトーナメント方式です。誰が勝ち残っても皆、名人位初挑戦になります。