yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

小さな改善

2015-01-07 06:21:47 | 文化
新年早々、自慢話をするようで恐縮ですが、昨年、地域のために行ったささやかな改善運動の話です。拙宅の前の道路は車の通行がかなり頻繁にあります。坂道で、かつカーブしているので見通しが悪く、高速で走行してくる車が良く見えないことがあります。いつも出すゴミの集積場が道路の向こう側にありますので、私の近所の16軒は、道路を横断してゴミを集積場に出す必要がありました。毎週のゴミ捨ては危険で、大げさにいうと命懸けでした。(実際過去に犠牲者も出ていました)。
当初、市役所の担当課に頼んで、「歩行者に注意」という立看板を出してもらいました。しかし、見ないドライバーもいて、これだけでは余り効果がありませんでした。そんな折、ゴミ集積場を道路の向こう側から、手前に移すことができたら、道路の横断が不要になり根本的な解決になると気づきました。ゴミ集積場の設置は、新しい集積場となる所の地主さんに、まずは同意してもらう必要があります。しかし誰しも自分の土地の前に集積場を設置されたら嫌に決まっています。ですから同意を取り付けることは困難だと、皆が考えていました。しかし、新集積場として候補に上がったのは、現在貸し駐車場となっている前の歩道ですので、そこならゴミ集積場を設ける事ができるのではないかと思いつきました。
まず、移動を要請する趣意書を作成し、新集積場を利用する近隣16軒の署名を集めました。これを町内の自治会長さんに渡し、ゴミ集積場の移動に関する交渉をお願いしました。
直ぐに現場確認がなされ、自治会長さんは地主および市役所の担当課と交渉して、承認を取り付けて下さいました。こうしてゴミ集積場の移動が実現し、現在では道路を横断することなく、安全にゴミを捨てることが出来るようになりました。改善運動は、企業などでは日常的に行なわれていることを承知していますが、地域でやれたのは珍しいことでした。今回の改善運動では、近隣の16軒の方々すべての署名をいただけたことが大きい力になったのではないかと考えています。身の回りの小さな改善活動(民主主義の第一歩)により、安全な生活ができるようになって皆が満足しています。
コメント
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