yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

サムライブルー

2010-07-06 07:13:15 | 文化
サッカー FIFAワールドカップで見られたサムライブルーは、日本のチームカラーです。開催地の南アフリカのピッチにはサムライブルーの選手が走り巡り、大いに健闘しました。サムライブルーは古来、「搗色(かちいろ)」と言われる日本独特の濃紺色です。搗は勝ちにつながることから武士は特にこの色を好み、鎌倉時代以来、鎧の威しによく使用して来ました。

搗色のブルーを着たる選手らのピッチ駆けゆく動きの激し        家内 作

日本チームの最終戦となったパラグァイ戦の最後のペナルティ・キック戦では駒野選手が
蹴ったボールが相手ゴールを割ることができず、惜しくもベスト・エイト進出の夢は破れました。駒野選手は痛恨の失敗をしてしまった失意の気持ちで日本チームの仲間のところに戻りましたが、仲間は温かくそれを迎えました。とても感動的な場面でした。駒野選手と同年代の松井選手は、立ち上がれない駒野選手の肩に手を添え、「おれが蹴っても外していたよ。」と言ったということです。それは岡田監督のもとに結束したサムライジャパンの、絆の固い姿でした。「武士は相身互い」ということを皆がよく知っているのでしょう。
 心配していた駒野選手は堂々と帰国し、笑顔で「これからも前向きにサッカーに取り組みたい」と発言し、周囲を安堵させ、勇気を与えてくれました。
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