yoshのブログ

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祝 羽生 永世名人獲得

2008-06-23 12:22:21 | 将棋

将棋のプロ、羽生善治(よしはる)が6月17日に名人戦で森内前名人を下し、名人五期を取り、この度永世名人位の資格者となり、引退の後、第十九世名人を名告れることになりました。ここに戦後5人目の永世名人が誕生したことになります。<o:p></o:p>

関根金次郎十三世名人の大英断により、昭和21年に将棋界に実力名人制度が創設されて以来、永世名人の資格者は下記のわずか6名です。<o:p></o:p>

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 十四世名人 木村義雄<o:p></o:p>

 十五世名人 大山康晴<o:p></o:p>

 十六世名人 中原 誠<o:p></o:p>

 十七世名人 谷川浩司<o:p></o:p>

 十八世名人 森内俊之 <o:p></o:p>

 十九世名人 羽生善治<o:p></o:p>

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なお、羽生は将棋界の七大タイトルの内、既に、棋聖・王位・王座・棋王・王将の永世称号を持っており、この度の名人位を加えると、六つの永世称号を獲得したことになります。これは、故大山康晴と中原誠の永世五冠を抜いた快挙であります。初の永世七冠までには残る竜王を一つ残すだけとなりました。<o:p></o:p>

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思えば。将棋の名人制は江戸時代からあり、当初は大橋家と伊藤家からのみ選ばれた家元、世襲制でした。小野五平十二世名人の後を継いだ関根金次郎十三世名人が引退するに当たり、実力名人制度を創設しました。これが、現代の将棋界の活性化の原動力になり、全棋士は名人位を目指して戦う今日の形態が確立しました。このため関根金次郎は近代将棋の父と賞賛されています。<o:p></o:p>

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ここに、羽生善治名人は、名実ともに棋界の頂点に立ったことを意味します。<o:p></o:p>

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