山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘18年 北海道生誕150年の今めぐり旅 レポート <第104回>

2018-09-06 03:51:22 | くるま旅くらしの話

【今日(9/6:木)の予定】 

道の駅:真狩フラワーセンター → 未定

 

【昨日(9/5:水)のレポート】 天気:曇り時々晴れと雨(不安定)

<行程>

終日、道の駅真狩フラワーセンターに滞在、宿泊

<レポート>

 いやはやとんでもない一夜だった。風の恐ろしさは想像以上だった。近くの倶知安町では、風速42km/時以上を記録したというから、この辺りでも30m以上の突風が吹いたのではないか。朝起きて車の回りを見ると、吹き飛ばされた樹木の小枝が散乱し、車の壁には草や木の葉が幾つもくっついていた。幸い車の方はどこも壊れたりしてはいなかったし、心配していたTVのアンテナも無事だった。両側の車も異常は無く、皆無事だったので安堵した。北海道の夏を旅していて、これほどの恐怖を感ずる経験は初めてだった。それにしても異常気象は北海道への台風の襲来を常套化してしまうのだろうか。まだ家に着くまでにあと半月ほどはあるので、その間に同じような台風が来ないで欲しいものだと願うのみである。

 昨夜は邦子どのも自分もあまり寝ていないので、今日は他所へ行くのは止めて、ここに1日留まって午睡をするなどして、台風後の不安定な天気をやり過ごすことにした。雨雲が空を奔っており、曇りなのだが、何時又驟雨がやって来るか分からない状況である。かと思うと空の一部の雲が割れて青空が覗いて、急に暑さがぶり返して来たりして、うんざりする天気なのだ。

 今日は早朝の歩きは諦めるしかない。傘を持って歩けるような天気なら決して諦めないのだが、台風の後というのは突然傘を吹き飛ばすような風が吹いたり突然大粒の雨が降りかけたりしてくるので、止めた方が無難なのである。

 ということで、その後もずっと車の中で時を過ごす。やらねばならない仕事?は溜まっているのだけど、こんな天気で、このような場所ではとてもその気になれない。となれば、只のグータラをして過ごすしかない。晴れ間が出た時に水を汲んだりしただけで、TVも悲惨な被害状況ばかりの報道なので、もう見るのも嫌になり、そうなるともう為すこといえば寝るだけ、ということになる。2時間ほどの午睡で昨夜の借りは取り戻した感じになった。

 14時過ぎに空の雲がちぎれて動いており、青空も見えているのでもう大丈夫かなと歩きに出かける。今まで歩いたことの無かった豊浦町の方に向かうことにした。羊蹄山からは離れるような方向となる。念のために傘を持って行くことにした。真狩中学校の脇を通って、30分ほど歩いてゆくと、前方に見えていた青空がいつの間にか消えかかっていた。気になって振り返ってみると、何とニセコの方から雨雲が走ってこちら真狩村の方にやって来るではないか。こりゃいかんと、急いで戻ることにした。しかし車に戻るのは間に合わず、スコールに見舞われて折りたたみの小さな傘は辛うじて半身をずぶ濡れから守っただけだった。

 このような暮らしぶりをくどくど書くこともあるまい。とにかく今日は旅の一日としては番外ということになる。さて、明日はもう台風の名残は消えてくれるのだろうか。

 

 ※追記(9月6日3時40分記)

このブログを発信する少し前に、枕元の携帯が鳴ってエリアメールが届いた。道南地方で地震が発生。強い揺れに備えて下さい、という内容だった。そのすぐ後に車がしばらく揺れる地震が来た。TVをつけてみたら、何と安平町では震度6強だという。その他千歳空港も6弱など石狩、胆振を中心にかなりの揺れだったことが解った。ここ真狩村は震度4だった。外を見ると、街灯は消えていたが照明が点いている建物もあるようなので、停電にはなっていないようだが、詳しいことはよく判らない。。とにかく自分達は安全の中にいる。

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2 コメント

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Unknown (カツマサオ)
2018-09-06 19:37:18
今年 最強台風の翌日に
震度6強の地震とは…

なんとかご無事のようで
なによりです。

長男一家が住む帯広は
札幌などにくらべると
被害は軽微だったようです。

なんとも
心配の種は尽きません。

どうぞ
ご無事の道中を…
返信する
危機一髪の感じです (馬骨)
2018-09-07 15:55:20
泊る場所の選択を誤っていたら、風は我が旅車をいたぶっていたのかもしれません。北海道では考えられないほどの強風でした。地震も震源地近くを泊りに考えたこともあり、真狩を選んでラッキーでした。天災地変が常套化の兆しあり、くるま旅の者には常時知恵を働かすことが求められているようです。
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