山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

東北・関東大震災お見舞い3

2011-03-15 03:25:13 | その他

  最初の発表と少し違って、震災の呼び方が変わったようです。呼称などはともかくとして、発生以来その実態が明らかになるにつれて、これはまさに日本国成立以来の、容易ならぬ国難に遭遇しているという思いが一層強くなりました。まだ本当の実態が判っているわけではなく、又判ることができるような状態でもない厳しい現実の中にあるのだと思いますが、何よりもまず少しでも早く、一人でも多く生存者が発見され、救助の手が差し伸べられますことを願い、祈っています。

大震災のもたらした被害の最大のものは津波によるものですが、加えて憂慮されるのは原子力発電所の事故のことです。隣県の福島県浜通りにお住まいの皆さまにおかれては、二重の不安に日夜苛まれておられるに違いなく、過去にJCOの臨界事故を経験している茨城県に住む者としては、とても他人ごととは思えません。原発の事故は一般の我々には不明な点があまりにも多く、地震が引き金であったとしても、津波と同じレベルで扱える問題ではないように思います。天災と人災の違いが明確です。

現在の日本国において、人災と天災のこれ以上大きなものはないと思われる難題を、突然天から突き付けられたような気がします。この国難を乗り越えるために最も必要なのは、私たち日本に住む人間の連携の力だと思います。それしかないように思います。日本人は、しばらくの間「個人最優先」というものの考え方を脇に置く必要があるのではないでしょうか。ピンチはチャンスなどと我が身の功利を太らせるような発想は、まさに邪道だと思います。人が持つ力は一人ひとり小さいものですが、皆でそれらを合わせれば、大きな力になるに違いありません。これから先、一人ひとりが一人ひとりに応じた力を出し合って、この未曽有の難題に立ち向かってゆかなければならないのだと思います。

今日の今でも、寒さに身を震わせて眠れぬ夜を過ごされている避難所の皆さまのことを想いながら、私自身何ができるのか、どのような手助けができるのかを思っています。被災された皆さまにおかれましては、当面の厳しい状況を何としても乗り越えて欲しいと願っています。現地から遠い私たちには、今すぐには祈ることぐらいしかできないのですが、何とか自分の力を役立たせて欲しいとの思いを強くしている者が日本国中にたくさんいるということを、どうぞ今を生きる力の中に加えて頂きたいと思います。

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