山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

温泉の話(喜連川温泉)

2007-06-03 04:32:43 | くるま旅くらしの話

旅くらしの毎日の中で、温泉に入るのは最大の楽しみの一つですが、今回の旅の中で気に入っている幾つかの温泉について紹介して見たいと思います紹介といっても泉質とか専門的なことではなく、私が感じたことを簡単に述べるだけです。

まずは今回の旅の最初の温泉、喜連川温泉についての話です。この温泉については、エピソードのようなことを以前エッセーに書いたことがありますが、私どもは喜連川温泉のことを「猿山」と呼んでいます。「猿山に行くか?」というときは、喜連川温泉の露天風呂に行くことを意味しています。

喜連川温泉は、歴史が新しく1970年代に入ってからオープンした様ですが、那須火山帯のお膝元なのですから、この辺りは掘れば温泉が出るのは当然なのかも知れません。喜連川は、隣の氏家町と合併してさくら市となりました。市内に温泉施設は幾つもあるようですが、私どもは3箇所ある市営の施設の中で、いつも猿山即ち、露天風呂のみの施設を利用させて頂いています。此処には、簡易洗い場はありますが、大きな石組みだけで造られた、浴槽が一つの露天風呂だけの素朴な施設です。天然かけ流しの湯は、47℃くらいで、やや熱いという感じです。それで長湯を楽しむ人たちが岩の上に寝そべったり、ごろ寝をしたりしているものですから、それを評して猿山と名付けたわけです。

入浴料は300円。市営の施設は皆どこも同じ料金です。露天風呂は狭いので、一日のんびり湯浴みをして過ごしたい人は、城跡の下にある元湯という施設へ行くのが良いと思います。此処は3つの施設の中では最も大きくて、休憩室なども整備されていますので、長時間楽しむことが出来ます。もう一つ城跡(小高い丘の上にスカイタワーという展望塔が建っていますが、その近くにあります)にある施設は、内風呂の割には小さくて、地元の方専用のような感じがします。この他に、道の駅にもクアゾーンを持つ温泉が併設されていますので便利です。こちらの方は料金が少し高いようです。

喜連川の温泉には、家から比較的近いこともあって、年に10回近く訪れています。猿山の湯に浸かった後は、道の駅に行って泊り、翌朝お丸公園と呼ばれている古い城跡(大蔵ヶ崎城=喜連川城)を散策し、車に戻って温泉パンと温泉ナスを買って帰るのがいつものパターンとなっています。

今回は早朝に城跡を散策しましたが、オドリコ草、山吹草、一輪草、二輪草、ムラサキケマン、ヤマエンゴサクなどの野草たちが咲き溢れる天国を見つけて、かなり興奮しました。温泉を楽しむだけでなく、自然に触れる楽しみがここに来ると層倍するような気がします。温泉街という雰囲気がなく、何処に温泉があるのかわからないようなところなのですが、温泉の質は飛びっきり良くて、関東ではあまり知られてはいないようですが、名湯の一つに違いないと私は思い込んでいます。

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