山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘13年 北陸・関西・東海ほか回遊の旅レポート <第8回>

2013-05-30 06:26:43 | くるま旅くらしの話

【今日(5/30)の予定】 

  道の駅:あいとうマーガレットステーション →(R307)→ 信楽・宇治田原町方面へ(詳細未定) 

 【昨日(5月29日)のレポート】  

<行程>

道の駅:アグリの郷りっとう →(R1・307.R477他)→ 滋賀農業公園ブルーメの丘→(K477・R8他)→ 近江八幡市内あきんどの里駐車場(市内散策) →(K2他)彦根市内かんぽの宿(入浴)→(R8・R307)→ 道の駅:あいとうマーガレットステーション(泊) 

 <レポート>

夜来の雨は少しも衰えることなく朝まで降り続いていた。朝になってからの方が却って強くなったようにも思えた。昨夜は新幹線の傍であることの失敗に気づいたのだったが、近くを通過するたびに空気を揺るがす回数は予想をはるかに超えて多く、如何にこの鉄道の運行ダイヤが密集しているのかを思い知らされた。5分間隔もないほどの混み具合で、これじゃあ何かあったら大変なことになるなと思った。しかしそれらの騒音にも慣れてくると、それほど苦労しなくても眠りがやって来てくれたのは幸いだった。

朝は、相棒の情報では8時から朝市が開かれるというので、この雨の中じゃあ大変だなと思ったのだが、8時になって店の方に行ってみると、朝市の人というのは、いつもは売店に納品している農家の人たちが販売の練習をしている程度の集まりであって、市と呼ぶには少し無理のあるような品ぞろえと販売の仕方だった。ここには野菜類をはじめ、農産物や琵琶湖でとれる魚などの加工品等も多く販売されていて、琵琶湖名物の鮒ずしなどもあるというなかなか魅力的なアグリの里なのである。昨日は到着してすぐに取り立ての特大の玉ねぎをゲットしている。今のところ鮒ずしなどを買うと、またまた酒が欲しくなったりするので、我慢して抑えることが肝心なのである。とにかく欲しがらないように努めたのだった。

相棒がなかなか戻ってこないのでどうしたのだろうと思ったら、自転車で日本一周にチャレンジしている若者を捕まえて話込んでいたのだった。その若者は、福岡の出身で、以前我々が住んでいた場所の近くの出身で、千葉にも住んでいたことがあるとか。それで話が長くなったらしい。又彼と話をしていたら、買い物に来た別の女性が、こちらは福岡の井尻という、我々の持ち家のある場所の出身だとかで、若者との会話を聞いていて話の輪の中に入ってこられたりして、なんだか大ごとになりかけていたようだった。ま、いろいろな人との交流は、外交官役の相棒の役割なので、せいぜい頑張って励まれたらいと思う。だけど時間無制限というのは止めるようにして欲しいものだと思った。

さて、今日の予定だが、あまりはっきりしていない。雨降りだし、どこへ行っても歩き回るのは無理のようなので、静養日としてもいいのではないかとも思っている。とりあえず、昨夜TVを見ていたら、近くの日野町という所に北山茶というのを作っている方がおられて、それを滋賀農業公園ブレーメの丘という所で販売しているという情報を得たのだった。今回の旅では、我が家の1年分のお茶を宇治を中心とする関西で買い求めようというのが相棒の計画なのだそうで、この北山茶はなかなか良さそうなので、今日は先ずそこへ行ってみようということになった。勿論昨日TVを見るまでは、まったく考えもしなかった場所であり、初めての場所なのである。更に相棒の話では、今日売店の人たちに北山茶の話をしたら、信楽の方にもっとおいしいお茶を作っていつ人がいるというのを紹介されたとか。お名前と住所まで教えて頂いており、こちらの方は明日訪ねてみようということになった。

それから一つトラブルが発生した。今朝ブログを書いていたら、バッテリーの容量が不足したのか、警告のブザーの様な変な音がして、慌ててインバーターのスイッチを切ったのだが、その後回復したようなのでTVを見ていると今度は赤ランプがついて、画面が消えるという始末になった。雨が降って昨日はソーラーも効かなかったのだとは思うけど、結構走ってはいるのである。計3個もバッテリーを積んでいるのに、この程度でギブアップするとは、何か問題があるのかもしおれないなと思った。自分は全くの電気音痴で、何が不具合なのか見当もつかない。今すぐにどうこうはできないので、帰宅してから専門家に見て貰うことにした。これからしばらく曇天などが続くようなので、ブログの記事書きもセーブする必要があるなと思った。また、TVもラジオに切り替える必要があるかもしれない。厄介なことではある。

9時半ごろ農業公園に向けて出発する。途中何度か道を間違える。持参した地図は10年以上も前の物だし、取り付けてあるナビは倅のお下がりの古いものなので、現実の道路のデータと一致しない場所もあって、印が空を飛んでいるような箇所が何回か出たりしているのである。こりゃあまずいな、せめてどちらか一方は最新のものにしなければダメかなと思った。それでも何とか目的地に到着する。ここは花の名所でもあるらしいけど、今は特に目立つものは咲いていないとか。農業体験は家でやっているので、今回はとにかくその北山茶を手に入れることだけにした。店の方もTVのことは知っており、新茶の袋についてちゃんと説明してくれて安心したようだ。明日のこともあるので、少なめに買い入れたようである。買い物が終わると、すぐに車に戻り、次はとりあえず近江八幡へ行ってみることにした。ここへは何度か行ったことがあり、八幡堀などを歩いたこともある。歴史の名残を垣間見ることができる古い町であり、何度行っても飽きることはない。その後彦根のかんぽの宿に入浴することにして、そのための繋ぎの時間を近江八幡で過ごすことにしたのだった。

11時40分に観光案内所の拠点の一つの「あきんどの里」という所の駐車場に車を入れる。相棒は先に出かけて行ったが、自分は昼食を済ませての出発となった。相棒は何か獲物を探して行ったようだけど、見つからずに戻って軽食で済ませていた。一緒に行った方がいいかなと、自分は傘持ち役となって出掛ける。幸い雨はずっと止んでくれていて、傘持ちは役立たずだった。八幡堀の下の道を歩きながら写真を撮る。今日は遊覧の舟は休みのようだった。遠足らしき中学生が飛び跳ねていた。まだ子供なのだなと思った。老人は跳ねる気力も体力もない。少し歩いて、日牟礼八幡神社に参拝する。能舞台を備えた立派な神社である。その後は、日野菜漬の店や近江牛の店に寄り買い物などをしたが、近江牛は手が届かずコロッケにとどまった。今回も先回と同じ結果となった。相棒にはなかなか叶わぬ夢のようである。自分の方は肉類にはさほど関心も執着もない。1時間ほど歩いて車に戻り、彦根のかんぽの宿に向けて出発する。

   

近江八幡市・八幡堀の景観。この町は豊臣秀次が町割りをしてつくられたとか。秀次はその後伯父に命を奪われることになる。戦国時代の人間の生きざまは恐ろしいほどだ。しかし、今の時代には、この町にその歴史の汚点のようなものは何も残されてはいないようだった。

琵琶湖の湖畔近くに広がる広大な田園地帯を走って、間もなく彦根市郊外に入り、更に彦根城を見ながら湖畔に出て、少し行くとかんぽの宿があった。千の松温泉というのが正式の呼び方なのか、そのように書かれていた。建物は直ぐ後ろが琵琶湖であり、浴場は6階に造られており、そこからの景観はなかなかのものだった。お湯の方も柔らかな泉質で十分に満足した。何しろただで入れているのだから、ありがたいことである。1時間ほど温泉を楽しみ、車に戻る。

今日の宿は、明日のことを考えて信楽に通ずるR307沿いにある道の駅:あいとうマーガレットステーションを予定している。ここは確か初めて寄る道の駅である。彦根の市街を抜けてR8に入り、すぐにR306に左折して、その道を10kmほど走ると、R307に入る。それを更に10km近く走ると目的地があった。立派な建物が幾つかあり、駐車場も分散して広く造られており、ありがたいレイアウトになっているようだった。夜間のトラックもこれなら大丈夫だろうと思った。ここまで来る途中に湖東の名刹の西明寺があったが、明日は寄ってみてもいいかなと思った。今のことろずっと雨は止んでおり、憎たらしい雲は相変わらずだけど、明日少しでも天気が回復したら、お寺さんに行って心を清めたいなどと思っている。

旅も丸一週間が過ぎ、本格化し出しているはずなのだが、まだそのような気分からは遠い感じがしている。さて、明日はどうなるのか。

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