山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

踏み台用収納箱張替完了

2010-06-30 02:48:34 | くるま旅くらしの話

変なタイトルですが、我が家の旅車の自作唯一の備品として、バンクベッドへ上がるための踏み台用ボックスがあるのですが、その表紙の張替えが終了しましたので、そのことについてちょっぴり報告を兼ねて紹介したいと思います。

一般的にキャブコンといわれるタイプの旅車には、運転席の上部にバンクベッドと呼ばれる寝床が作られています。この寝床に昇り降りするには、それ専用の梯子などが用意されているのですが、これがなかなか使いにくいケースが多く、我が家の旅車の場合も、勾配が急で足元が滑りやすく、夜間に多少寝ぼけ気味にこれを使う場合には、うっかり階段を踏み違えて転落するなどの危険性があり、問題があったのでした。

これを何とかしようといろいろ考えて(このようなことを考えるのは殆どが家内の世界なのですが)、その結果思いついたのは、同じサイズの箱を3個作って、下の方に2個を置き、その上に1個を置けば、丁度都合の良い高さのバンクベッド昇降用の踏み台となるということでした。この箱は収納用の備品としても使うことができ、市販されている2L入りの水のペットボトル6本を収めることができるサイズを考えました。ペットボトルや米などの食材等の収納には、結構頭を悩ますことが多いのです。これはなかなか重宝で、踏み台や収納用だけではなく、その他にも多人数の仲間が集まった時の椅子としても使うことができるのです。これを作ったのは、7年ほど前のことです。

   

踏み台用に3個セットの箱を重ねた様子。奥の方の箱は物入れとして使っている。2個の箱の下には、滑り止めのシートを敷くようにしている。これがなかったり、箱の中が空っぽになっていると、転倒の危険性があるので、要注意である。確認しながら使用するようにしている。

私は物づくりの全く苦手な人間で、このような箱を作るのにも四苦八苦するタイプなのですが、何しろ家内といえば、アイデアや注文は好き勝手に出すものの、そのような作品を自ら作るという考えはなく、裁縫や織物などの場合は別として、木工などというものは男が作るのが当然のことと思っているわけなのです。くるま旅くらしでは、寝床の快適性・安全性は第一に求められることではあり、これはやっぱり俺がやらなければならないことなのだろうと、碌な道具もない中で、さんざん苦労をしながら3個の箱を作ったのでした。

その箱は壊れることもなく、ちゃんと然るべき機能を果たしてきたのですが、さすがに7年も経過すると、箱の表装が随所に痛み出して、もともと紙を貼り付けただけですから、汚れや破れなどが目立ち始めて来ていました。〇〇と畳は新しい方が良いと言いますが、新しい方が良いのはそれだけではなく、他にもたくさんあり、箱の表装だって新しい方が気持ちが良くなるのは当然です。

それで、今年は北海道の旅に出かける前に、何とか張り替えることにしようと、悲壮な決意をしていたのですが、梅雨の雨降りに間にこれをやっつけてしまおうと、数日前からこの作業に取り組んだのでした。たかが表装ではありますが、2Lのペットボトルが6本入るサイズの箱を3個も扱うとなると、結構面倒なのです。それに今回は家内の要請で、もう一個別のサイズの箱も作って欲しいというのです。先ずは箱作りから始め、これには1日半くらいを要しました。図面などを書くのがめんどくさくて、行き当たりバッタリの作り方なので、途中で何度も試行錯誤をし続けて、えっちらおっちらと出来上がるまでに、我ながらばかげた行動を何度も繰り返すのです。鋸で切ったサイズが誤っていたなどは普通の出来事であり、酷いのといえば、買ったつもりの板やビスを買い忘れたりなどし、本来不要のホームセンター通いが何度かあり、呆れ果てている我なのであります。

ま、家内に嗤われながらもどうにか箱の製作が終わり、今度は4個の箱の表装です。この表装には、今回は襖紙を使うことにしました。壁紙ではどうかと思ったのですが、店頭には家内の要求に叶った色合いのものが皆無であり、襖紙もいろいろ探して辛うじて合格というレベルなのでした。前回は普通のカラー模造紙を使っていましたので、それよりは耐久性は高いと思っての選択でした。

表装の仕方にもいろいろあるのでしょうが、私の場合は、先ずは箱のコーナーを縁取りするように紙を張り、そのあとで表面に大きな紙を貼り付けるというやり方です。工程の終りの方で、大きな紙を貼るのは楽なのですが、幾つもあるコーナーの縁取りをするという作業は面倒です。何ごとも我慢・忍耐だと自分に言い聞かせながら4個の表装を終えるのに3日ほどかかりました。それが今日ようやく完了したというわけです。

計4個もあると、狭い車の中は置き場所がなくて困るのではないかと思われるでしょうが、踏み台として使うとき以外は、テーブルの下や椅子の脇などに置くなどして、さほどにスペースを要さずとも活用できるのです。何よりも4個もあればペットボトル12本の他に保管可能な米や缶詰・乾物などの食材も収納ができてこれは優れものだと思っています。

 

箱の活用状況。左はペットボトルを入れている。我が家では飲料と調理用は販売されている水か、途中で汲んだ名水だけしか使わない。右は食材などを入れた様子。この他にも収納には様々な使い方が考えられる。

又昇降用の踏み台としての使い方は、梯子などよりは遙かに安全です。多少暗くても慣れてくると大体の足の位置が判るようになり、降りるときも上る時も、全く苦労しません。もし梯子などの昇降で危険や不便を感じている方が居られる場合は、是非参考にしてご活用頂ければ嬉しく思います。

今年は数が一つ増えてしまったので、若干問題が起こるかもしれませんが、我が家の旅車の場合は、ま、何とかなると思っています。今年の北海道行は、やっと予定が決まり、来月の10日に出発して12日の大間からのフェリーで函館に上陸することにしました。午後の便に乗るので、函館の初夜は恵山あたりになるのではないかと思っています。まだ準備することがたくさんあり、これから旅の予楽が一気に膨らむのを覚えてきています。

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