山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

’11北海道くるま旅(第82日~最終日)

2011-09-02 03:11:35 | くるま旅くらしの話

 今日が旅の最終日になるなんて、思ってもいなかったことだった。9月6日が帰還日と決めていたのだから、5日も早いのだ。昨日は東北道の長者原のSAに泊ったのだが、トラックの騒音がもの凄く且つ今年初めて味わう熱帯夜という奴だった。とても安眠などできるものではない。北海道ならどんなに暑くても夜ともなればどこからか涼気がそっとやって来て、子守唄を聞かせてくれるのである。そのような甘い幻想は、内地では許されるものではないという厳しい現実を見せつけられたのだった。

 旅の最後はせめてどこか温泉にでも入って、2カ月半の心と体の垢を落として帰宅しようかと、都合のいいことばかりを考えていたのだったが、ニュースでは明日辺りから台風の影響が相当に厳しくなるという。温泉に入っても、その後が大雨の地獄では何ともなるまいと、今日中に帰ってしまおうということにしたのだった。相棒の体調のこともあるので、無理ならばどこかに泊ろうかとも考えていたのだが、その心配は無用となって、17時前には我が家に到着となった次第。

 いつものことではあるけど、我家の四囲の庭というか空き地には、膝ほどの丈の雑草が蔓延り、人が住まないと(或いは住んでいても何も手を下さないと)この様になるのだという自然界の生物の存亡の有様を如実に見せつけてくれている感じだった。この草たちの根元辺りに、いかほどのセシウムなる放射性物質が巣食っているのか、何とも不気味な話だけど、明日からは蚊の攻撃を防ぎながら、この連中を根こそぎにしてやらなければならない。相棒は、草取りなどしたこともない人だけど、TVを見ていての知識が膨らんでいるのか、抜き取った草の根に着いた土は、決して叩いて細かくしたりしてはダメとやかましい。そのようなアドバイスがありがたいのか迷惑なのか、放射能という奴は真に忌々しい存在だ。こんなものをわざわざ取り出した人間という奴はとんだ悪魔だと言わざるを得ないと思う。

家の中は運び込んだ荷物が所狭しと乱れ散っている。ちっぽけな車なのに、どこにこれほどのがらくたが詰まっていたのかと思うほどである。シンプルライフなどと言ったりしているけど、現実というのはゴミやがらくた抜きには生きられないのが自分たちの姿なのかもしれない。

メールを開いてみたら、70通を超える受信が詰まっていた。その大半は不要と思われるものだけど、中には直ぐに返信しなければならないものもあり、これまた大童(おおわらわ)である。取り敢えず急ぎのものだけはと対処した次第。それやこれやで、旅から戻ってしばらくは、意識の切り替えが大変である。

 

さて、今回の旅のことだけど、これはまあ、もう少し経ってからの話としたい。今はとにかく混乱と倦怠とが入り混じった状態の中にあり、ブログの方もしばらくは休憩としたい。

コメント
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