山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

旅から戻りました

2010-11-16 01:50:11 | くるま旅くらしの話

 長いこと休ませて頂きました。何だか悪いことをしているような気分になるのは、もしかしたら、ブログは自分が為すべき義務のような意識が、知らず知らずの内に生まれてきてしまっているのかも知れません。これは良いことなのかその反対なのか、本来自由である筈の自分にとっては、ちょっぴり困った判断を要する出来事のような気がします。  

 何はともあれ、3週間ほどの旅から戻りました。先月の23日に出発して、今月の12日の帰宅となりました。丁度3週間(20泊21日)の行程で、この間の総走行距離は3,414kmでした。旅は順調に進むかに見えたのですが、6日目にとんだ落とし穴に嵌り、往生しました。くるま旅の生命線の一つである電源のバッテリーがオシャカになってしまっていたのでした。バッテリーは計3個積んでいますが、その内のメインバッテリーがダメになりエンジンが掛からなくなったのです。JAFの支援を仰ぎ、応急処置の後新しいものと交換をして事なきを得たのですが、その後2個のサブバッテリーの方も調子が悪くて、充電した後の蓄電能力が下がり、パソコンの使用が難しくなり、このため途中から旅の記録の記入が出来なくなってしまいました。基本的にはドジということであり、メインバッテリーなどは改めて気づいてみればもう5年間も何もしないままだったのです。サブの方も3年を経過しており、使用状況からはそろそろ交換の時期に来ていたようです。旅に出かけるに当たっては、バッテリー以外の箇所については、事前の点検整備を欠かさないようにしていたのですが、今回このような事態となり、その迂闊さを大いに反省しているところです。

さて、そのようなトラブルがあったのですが、旅全体としてはそれなりに満足のゆくものでした。主な探訪・滞在先などを掲げますと、次のようになります。

 ・萩市市内史跡(山口県)

・瑠璃光寺(山口県山口市)

・錦帯橋(山口県岩国市)

・宮島・厳島神社(広島県廿日市市)

・尾道市千光寺他(広島県尾道市)

・道の駅:アリストぬまくま市場(広島県福山市)

・大三島島暮し(愛媛県今治市)

・日生五味の市他(岡山県備前市)

・閑谷学校(岡山県備前市)

・若狭フィッシャーマンズワーフ(福井県小浜市)

・瓜割の滝・名水(福井県若狭町)

・熊川宿(福井県若狭町)

・紫香楽宮跡(滋賀県甲賀市信楽町)

・平城宮跡(奈良県奈良市)

・大神神社(奈良県桜井市)

・談山神社(奈良県桜井市)

・伊勢神宮(内宮)(三重県伊勢市)

・巌立峡(岐阜県下呂市)

・高山市内散策(岐阜県高山市)

当初の予定では、しまなみ海道の島暮しの後は四国経由で淡路島から関西エリアに入る予定でしたが、四国には今治の大三島だけで他には寄りませんでした。島暮しのあとは、山陽側を通って日本海に抜けた後、再び琵琶湖に沿って南下し、古都奈良を訪ねた後は伊勢神宮に参拝するなどして飛騨から信州を通って戻ったという概略コースでした。

何だか忙(せわ)しない感じがしますが、実際の内容は結構ゆとりがあったように思います。というのも、移動してばかりいたのではなく、萩には3日間滞在して市内を散策しましたし、又大三島には4日間も滞在して、多々羅大橋を生口島まで3回も往復したりするなどして、島暮らしを楽しみました。旅の半分近くは地に足がついていたように思います。

今回の旅では、知人宅の訪問などは一切しませんでした。新しい出会いを求めるということでもなく、とにかくのんびりとマイペースの旅を楽しんでみたいという思いが強かったからでした。すぐ近くを通っているのに、何の挨拶も無いとはどういうことなの?とお叱りを頂戴するのは承知でのわがまま旅でした。偶にはそのようなものがあってもいいように思います。

旅の記録はこれから作成に取り掛かります。ですからブログに連載できるまでにはまだまだ時間がかかると思います。しばらくお待ち頂きたいと思います。何時もそうなのですが、旅から戻って後片付けなどを終えた後には、何もする気が起こらなくなってしまうのです。この怠惰な時間は、旅にとっては必要悪なのかもしれません。どこかで次の旅に対するエネルギーの補給のようなことをしているのかもしれません。とにかく、早くまともに戻らなければならないと思っているところです。

コメント (2)
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