山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

2010年北海道くるま旅でこぼこ日記:第1日

2010-08-28 03:18:13 | くるま旅くらしの話

第1日 <7月10日(土)>

 【行 程】 自宅 → (常磐高速道・磐越道・東北道) → 紫波SA(泊)  <495km>

3時起床。4時ごろ外に出たら、極上の青空が広がっていた。旅の出発だというのに嬉しくなって、歩きに出かける。このところの暑さで、毎日の歩きが少なくなってしまっている。旅の出発日というのを無視して、いそいそと出かける。小貝川の堤防の道などを歩いて、約2時間、1万5千歩の歩きだった。風呂に入って汗を流し、スッキリして気分を切替える。

今日に予定していた案件(「温泉博士」誌の購入)が、昨日の内に済んでしまっているので、出発は最終準備の終了次第いつでもOKである。9時少し前に全ての用意が終わって、いよいよ出発となる。先ずは給油。いつものスタンドで燃料を満タンにした後、常磐道谷和原インターへ。ここからはひたすら北に向かって走り続けるだけである。ピカピカの太陽が空に輝いて、ありがたいような、迷惑なような、チョッピリ複雑な気分である。梅雨の合間の晴天は、日射しも暑さも強烈だ。紫外線除けのサングラスをかけ、一見悪者風のジジババがキャンピングカーの運転席に定着する。

常磐道を1時間と少し走って、東海PAにて小休止。今日はこれくらいのペースで休みを取りながら北上する予定。10分ほど休んで出発。少し行くと日立辺りで事故渋滞4キロとの情報あり。事故は、気の毒というよりも迷惑感の方が強い。日立辺りはトンネルが多く、その中をノロノロ行くのはあまり気分の良いものでは無い。どうにか通過。

いわき市郊外のJCTから磐越道に入り、阿武隈山脈の中腹辺りを走る道路を郡山市に向う。かなりの坂道が続き、ずーっと追い越され続けている。それが当たり前になって、もうすっかり気にならなくなった。阿武隈高原SAにて昼食休憩。昼寝付き。昼飯時なので、軽く食事を済ませ、少し横になる。日射しは強く暑いけど、高原なので風は爽やかで心地良い。排ガスが無かったら最高なのにと思うけど、皆さんエンジンを掛けっ放しでクーラーの人工冷風を貪るばかりのうようだ。1時間ほど良く眠って、気分はスッキリ。邦子どのの方もよく眠れたらしい。

磐越道から郡山市の郊外のJCTで東北道に入る。来る途中の高速道の両側の至る所に、今を盛りと咲く合歓(ねむ)の花が目立っていた。守谷辺りでは、随分と前に合歓の花は終りを告げていると思う。単調な高速道路の運転を慰めてくれるようで、この花の存在をありがたく嬉しく思った。

何度かSAやPAなどで休みながら北上を続け、今夜は紫波のSAに錨を下ろすことにする。18時を過ぎ、ようやく日が落ちて泊っても良い気分となった。近くの森で、蜩(ひぐらし)が鳴いているのが聞こえてきた。ああ、この辺りにはまだ本物の自然がしっかり残っているのだと何かしらホッとした気分となった。でも、蜩が活躍するには季節は未だ少し早いようにも感じた。

ご飯を炊いて、真面目に夕食を摂る。勿論食事の前の一杯が本命。今日はこれで終り。どんとはれ。(ここは岩手県)

コメント
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