金曜日
一週間はあっという間だ
10時
髪を切る予約をしてあり
四小路さんに気分よくカットしてもらう
帰ってきて昼寝 いや朝寝か
4時 紫兎庵様とコーヒーゼリーを食べながら
茶会の話
今度こそ
目黒区役所が取れたので
三席を借りて茶会を開く
11月23日の月曜日
30名のお客様
席主には松風庵様の予定であったが
まだ不備とのこと 次回に
今回は
紫兎庵さまの火曜会と
花丹茶会で(想望庵と村雨庵の社中の茶会だ)
茶会をする
これから詰めていくがどうなるか
これも 楽しみ
その帰りには
AB型のウエストちゃんと
ミスドへ
少々お話をする・・・少々
ひまな筈の日だったが
刺激ある日になった
写真の棗 たいした物ではない
亡くなったわが師匠から昔 そう15、6年前に譲ってもらった
秋になると稽古に使っている道具だ
秋草の金蒔絵、螺鈿も色漆もあり
なかなか楽しいものだ
内は黒塗だが
甲の部分の裏側だけ なぜか梨地になっている
不思議だ
なぜ一部だけなのだろう
普通は内側は一色
朱・黒・金などだ
もちろん内も贅をつくした蒔絵のものもある
梨地ならだいたい
すべて梨地になっているのはずなのだが
これは
蓋のそれも 甲の部分だけ梨地
なんとなく 見た感じが変だ
やはり やすかったからだなと
かってに思っていた
私が買える程の安ものだから
梨地の部分は 手抜きななのだと
ずっとずっと思っていた
それなら梨地がなくてもスッキリしていいのにと
ながいあいだこの棗を使うたびに
そう 思っていた
昨日
稽古の時
秋草の秋の野蒔絵の棗
甲にはすすきがスーと伸びた金蒔絵が描いてある
ふつうなら 秋の意匠は すすきに月で 武蔵野だねと思う・・・と
急に その梨地部分が丸いのに気がついた
そうか それは月 なのか!! 梨地の部分は月なのだ
ほんとに長いこと気がつかなかったが
そうみると月以外には見えない
いままで邪険にしていた梨地のこと
ただの お愛想にと梨地にしたのではないのだ
気がつかぬのは
こちらの考えが未熟ゆえの 過ち
月・・・ぞ 確かに
・作者の意図の真意は知れない
・でもそれはどうでも良い
・持ち主が又はそれをご覧になる人が月と見ることさえできれば
棗の拝見の時 初心者ほど すぐ蓋をかえし裏を見るので
甲を7割、裏を3割くらいの割合で見なさいといても教える
なんでもすぐ裏を見ない
表を見
幽かに風吹く秋の野を想い
そうして
ゆっくり裏を返すと
そこに煌々と月が
そう思うと
心の中にぽっうと 灯りが燈ったかのようになる
自然と一体になる気がするのだ
これが私が
茶を続けられるホントのわけかもしれない
一週間はあっという間だ
10時
髪を切る予約をしてあり
四小路さんに気分よくカットしてもらう
帰ってきて昼寝 いや朝寝か
4時 紫兎庵様とコーヒーゼリーを食べながら
茶会の話
今度こそ
目黒区役所が取れたので
三席を借りて茶会を開く
11月23日の月曜日
30名のお客様
席主には松風庵様の予定であったが
まだ不備とのこと 次回に
今回は
紫兎庵さまの火曜会と
花丹茶会で(想望庵と村雨庵の社中の茶会だ)
茶会をする
これから詰めていくがどうなるか
これも 楽しみ
その帰りには
AB型のウエストちゃんと
ミスドへ
少々お話をする・・・少々
ひまな筈の日だったが
刺激ある日になった
写真の棗 たいした物ではない
亡くなったわが師匠から昔 そう15、6年前に譲ってもらった
秋になると稽古に使っている道具だ
秋草の金蒔絵、螺鈿も色漆もあり
なかなか楽しいものだ
内は黒塗だが
甲の部分の裏側だけ なぜか梨地になっている
不思議だ
なぜ一部だけなのだろう
普通は内側は一色
朱・黒・金などだ
もちろん内も贅をつくした蒔絵のものもある
梨地ならだいたい
すべて梨地になっているのはずなのだが
これは
蓋のそれも 甲の部分だけ梨地
なんとなく 見た感じが変だ
やはり やすかったからだなと
かってに思っていた
私が買える程の安ものだから
梨地の部分は 手抜きななのだと
ずっとずっと思っていた
それなら梨地がなくてもスッキリしていいのにと
ながいあいだこの棗を使うたびに
そう 思っていた
昨日
稽古の時
秋草の秋の野蒔絵の棗
甲にはすすきがスーと伸びた金蒔絵が描いてある
ふつうなら 秋の意匠は すすきに月で 武蔵野だねと思う・・・と
急に その梨地部分が丸いのに気がついた
そうか それは月 なのか!! 梨地の部分は月なのだ
ほんとに長いこと気がつかなかったが
そうみると月以外には見えない
いままで邪険にしていた梨地のこと
ただの お愛想にと梨地にしたのではないのだ
気がつかぬのは
こちらの考えが未熟ゆえの 過ち
月・・・ぞ 確かに
・作者の意図の真意は知れない
・でもそれはどうでも良い
・持ち主が又はそれをご覧になる人が月と見ることさえできれば
棗の拝見の時 初心者ほど すぐ蓋をかえし裏を見るので
甲を7割、裏を3割くらいの割合で見なさいといても教える
なんでもすぐ裏を見ない
表を見
幽かに風吹く秋の野を想い
そうして
ゆっくり裏を返すと
そこに煌々と月が
そう思うと
心の中にぽっうと 灯りが燈ったかのようになる
自然と一体になる気がするのだ
これが私が
茶を続けられるホントのわけかもしれない