村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

香付花月の順

2017-06-05 23:00:40 | 羊遊会
香付花月は
三つのうち選んだ香包の
香を聞き
その香銘から
短歌や俳句または漢詩などを
薄茶3服点てる間に考え
最後に記録紙に書き込む

突然題が決まり何分間で
詠むのも難しい
羊の会ではあらかじめ
御題を知らせる
そうでもないと嫌がって
香付花月はしたがらない
短歌や俳句を詠もうとは
普通思わないし
自分から上手いと思う人も
少ないだろう
今度の香付花月のため
必要だから
頑張って作ろうとする
それで良しとしょう

昨日の香付花月の題は
忘れ水と白雨と蛍
当日選んだのは
忘れ水

花月には出ないが私も
いちおう考えた

忘れ水は
状況がよく分からず
古歌をメモして行った

忘れ水
出典後拾遺集 恋三
「はるばると
野中に見ゆるわすれみづ
絶え間絶え間を
嘆くころかな」

白雨
白雨その軒打つ音の高まりく 村雨庵


蛍の句は二つつくった
あくがれる魂出でくるや沢蛍 

川面行くあかり映りて蛍消ゆ 村雨庵


香付花月の順
迎付 
ふくさを付けて四畳半
香盆「折据お回しを」
月花名乗り 香盆回す
選んで香焚く試し聞く
正客上座へ香包み 香を聞く
両手で次へ
香銘を見て回す
亭主「お香そのままに」
月 香盆回し少し突く
亭主 香盆飾って茶の支度 建水置く
初花の建水で総繰上げ
柄杓を引いて総礼
3服立てて仕舞花が
茶碗取り込み総礼座替り
四畳半
水次で正客折据持ち皆八畳

文台持ち出し
重硯回して正客へ
亭主は墨摺り
「香付花月之記」
名前
「出香〇〇」左上に香銘
文台を正客へ 歌書く
亭主も書いたら
正客へ 文台拝見
重硯戻し 折据え札取る
亭主は重硯重ね 歌を見る
折据え札取り
皆名乗る
記録紙巻いて内側に折
花又は月の人に渡しに行く
ひと膝下がり礼をして
硯を乗せて文台下げる
正客折据え向こう向き
亭主取りに来て総礼す
最後に送り礼にて総礼す
客はふくさを胸に退出する



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