村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

岩注ぐソソグ

2019-02-05 22:09:01 | 紫廼茶話会
岩そそく
たるみの上の早蕨の
もえ出づる春に
なりにけるかな
〈志貴皇子〉新古今

万葉集では
岩そそく イワソソグ
でなく「いわばしる」

万葉集は、
7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた
日本に現存する最古の和歌集である。
天皇、貴族から下級官人、防人など
さまざまな身分の人間が詠んだ歌を
4500首以上も集めたもので、
成立は759年(天平宝字3年)以後とみられる。
(ウィキペディアより)


新古今和歌集
第八番目の勅撰和歌集。二〇巻。
後鳥羽上皇の命で、
源通具・藤原有家・藤原定家
・藤原家隆・藤原雅経撰。
1205年に一応成立したが、
その後も切り継ぎが行われた。
約一九八〇首。歌風は新古今調として
後世に大きな影響を与えた。
八代集の一。
(大辞林 第三版の解説ヨリ)

寂連ジャクレン
[1139ころ~1202]
平安後期・鎌倉初期の歌人・僧。
俗名、藤原定長。
俊成の養子、のち出家。
新古今集撰者の一人となった
(デジタル大辞泉ヨリ)


今日は紫兎先生の奥伝稽古

岩注ぐ
たるみの上の
早蕨の
もえ出づる春に
なりに
けるかな

今日はこの歌を歌いながら
お稽古が始まる
それと
茶入を敷島写しの大海を使うと
次の歌
「敷島の
大和心を
人問わば
朝日ににおう
山桜花」

覚えておきたい和歌でもある
今日は先生が二首の歌を口ずさむ
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