村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

看々臘月尽

2013-12-04 23:32:29 | 村雨庵 稽古 
12月第一週の稽古日
待合の方には 空也念仏の鉢叩き の画賛を掛けた


2008年の12月17日の拙ブログから
《鉢叩き 都 京都の年末の風物詩
  空也僧が空也上人の命日
  旧暦11月13日から大晦日まで48日間、
  鉦を鳴らし、竹箒で瓢箪を叩きつ、
  念仏や和讃を唱えながら勧進して回る》

この画賛を掛けてから本席に掛けるものを探した
袋物の稽古に行くと床は看々臘月尽だった と聞くと
そうか では同じというのも面白くないからと
あれこれ掛けてみた
和歌では何となく弱い感じだし
勿論 画賛物は重なる
やはり一行が良いようだと 
一行物をいくつか掛けてみて
近く遠くに眺めてみる
しばし悩んだあげく
結局 看々臘月尽が一番だ
人と同じだから
面白くないなどと
そういう俗な思いは無しにして

一行に深々と礼をしよう

看よ看よ臘月尽く
みよ気づけ ほらもう12月
残りは僅かだ 己を省みて
不足なく精進したか
怠けてごまかして
上手くやった得をしたと
知らぬ間に
狡い人になってはいないか

後悔することなく
毎日 毎時
臘月に向かって  進め




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