村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

佐野のわたり

2012-12-21 01:48:07 | 村雨庵 稽古 
写真の絵を見て浮かぶ和歌は何か
馬に乗り 袖をかざして雪を避けている

答えは
新古今和歌集 冬の藤原定家の和歌
駒とめて袖うちはらふ陰もなし佐野のわたりの雪の夕暮れ 

またこの歌は本歌取りの歌として有名だ
その本歌は万葉集
苦しくも降りくる雨か 三輪が崎佐野の渡りに家もあらなくに
(万葉集 巻三 長忌寸奧麻呂)

その事を 紫兎様に教えて頂いた

冬の雪景色も美しい風情に溢れているが
進む馬上の人は さぞ寒い事だろう

さあ 明日は冬至
寒さに負けぬよう しっかりせねば




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