村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

そうじんぼく

2012-12-20 00:28:26 | 村雨庵 稽古 
稽古の最中に木戸のピンポンがなる
返事をしながら窓を開けると
コヤさんがにこにこ笑っていた
コヤさんは以前
アルバイトで銀行の窓口に居た
仕事で毎日のように顔を合わせて仲良くお話しをしていたが
二年位で辞めてその後はずっと会う事がなかった
ある日、近くの郵便局へ行くと、
その窓口にコヤさんが座っていた
懐かしく又嬉しくもあり
「近いのだから遊びにいらして」とお誘いしたが
初めてお誘いしてから もう忘れるほど年月は経った

今日見えると、まあご近所であるから当然だろうが
さわわさんともお知り合い
行きつけの郵便局らしいので良くお話しもするようだ
また語りの会に入られているようで、
ひいろんさんとも関係があるらしい
今更ながら 
世間は狭い
暫しお稽古を見学して薄茶を二服飲まれた
ずっと前にコヤさんと道ですれ違った時
突然オセンベをひと袋手渡された
嬉しかった気分は残っている
またいらして下さい

今年の水曜、木曜稽古も明日で終わりなので
今日の掛物は 茶
筆者は島田菊僊



作者は島田菊僊 菊僊宗匡1872~1959
室号は雲龍窟 福井小浜出身建長寺学林に学び
南天棒に参じその法を嗣ぐ
昭和15年9月南禅寺派8代管長となる
昭和34年10月12日世寿88歳をもって示寂

誰でも難なく読める軸だが
草冠に人 そして木を書くので
茶のことをソウジンボク草人木ともいうが
2008年の12月も稽古の納めにこの軸を掛けていた
年月の過ぎゆくのは 早いものだ



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