村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

三十六歌仙 僧正遍昭

2013-03-19 23:55:46 | 茶の事
朝はまだ本調子ではないが
午後からは何とか調子が出て来た
膝が悪く座布団を重ねながらだが
今日は点前も二度ほど 何とか出来た
点前の出来る幸せ 確かにそれはある



棚は認得斎好みの香狭間棚
釘もあり中板を移動させる
杉棚に似ているが地板がない
運び点前だ
水指は砧青磁
口が小さい
柄杓の合が入れば使えるとのこと
これもギリギリであるが水は汲める
釣釜は雲龍釜で蓋は掻立鐶
大きい蓋や小さい鐶の時は動かさずとも構わない
音するものは音を立てない
動かす時は静かに動かす
みな普通の事だが
身につくまで稽古する

明日は彼岸の中日 
相応しい軸が掛っている
本席は仏心清浄常寂滅の一行
花入は経筒
待合には青々光琳筆僧正遍昭の白描画がかかる

僧正遍昭816~890
六歌仙、三十六歌仙のひとり
桓武天皇の孫 母は光孝天皇の乳母ともいわれる
仁明天皇の寵遇を受けたが天皇崩御のあと出家 
花山僧正とも呼ばれた
子は素性法師
俗名は良岑宗貞ヨシミネノムネサタ
 ゛
百人一首では12番
天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しばしとどめむ    



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コメント (2)
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