村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

牽牛花

2011-07-12 23:05:42 | 紫廼茶話会
紫兎庵様にての
稽古日だ
お菓子は金沢の村上とか
銘は十薬草 
つまり どくだみの花をイメージした菓子
金沢の和菓子村上の
ホームページのオンラインショッピングに写真が載っている
こなしの菓子で中の餡は白隠元
ガラスの菓子器にそそと盛られると 
中々愛らしい 美味しかった




寄付きは朝顔の京団扇
涼やかこの上ない

本席は江戸初期の和歌色紙 
嘉陽門院越前カヨウモンインノエチゼンの和歌が
松の葉の下絵に散らし書きされている

越前は鎌倉時代の歌人
女房三十六歌仙の一人
伊勢女房とも

新古今和歌集の歌
夏引きの
手びきの絲の年をへて  
絶えぬおもひに
むすぼほれつつ

朝顔は牽牛花ケンギュウカとも呼ばれる
そして歌には糸がでて
まさに七夕の取り合わせ
そういえば
玄関にも梶の葉が何枚も飾ってある



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